プライマリケア診療で眼科疾患と出会う機会は意外と多いもの。しかしながら、プライマリケア医が眼科診療を学習する機会はほとんどないのが現状です。このDVDでは、「これだけ知っておけば非眼科医として適切な眼科診療ができる」実践的な眼科診療のポイントをまとめました。日常診療でとくに重要な疾患を取り上げ、それぞれ紹介していきます。講師は、プライマリケア医への眼科教育に積極的に取り組む、京都府立医科大学眼科学教室/京都大学医学教育推進センターの加藤浩晃先生です。
第1回「眼底所見」はこれだけ
Dr.加藤のこれだけ眼科、第1回は先生方からリクエストの多い眼底所見について取り上げます。
前半は最近の眼底検査機器とその特徴、後半は眼底所見のポイントについて糖尿病や高血圧などの内科疾患も含めて紹介します。
眼底所見、これだけ知っておけば非専門医の標準レベル突破。
第2回「糖尿病網膜症」はこれだけ
糖尿病患者の約2割が罹患しているといわれる糖尿病網膜症。緑内障に次いで失明原因の第2位です。
糖尿病網膜症は糖尿病罹患5~10年で発症率が高まると言われていますが、中期以上に進行しないと自覚症状が現れない、厄介な合併症です。
番組では、網膜症の進行度、症状と所見などの基本知識。発症予防のための血糖管理、眼科受診の間隔などの実践的知識を紹介します。
糖尿病網膜症、これだけ知っておけば非専門医の標準レベル突破。
第3回「緑内障」はこれだけ
高齢疾患である緑内障。先生の患者さんにも大勢いらっしゃるのではないでしょうか?緑内障は症状が現れるころには、すでに中期以降に進行しているため、プライマリケア医による早期発見・治療はとても重要です。
番組では、緑内障の眼底所見、頭痛や悪心嘔吐など身体症状を呈する緑内障発作の初期対応、また、抗コリン薬など緑内障禁忌薬が使える患者の見分け方などについてわかりやすく紹介します。
緑内障、これだけ知っておけば非専門医の標準レベル突破。
第4回「白内障」はこれだけ
高齢化とともに増加する白内障。患者さんから白内障について質問されることもあるのではないでしょうか?
白内障は眼科の代表的疾患ですが、加齢だけでなく、糖尿病、ステロイドが原因となることもあります。また、転倒リスクや死亡率も上昇するとも相関するなど眼科以外の診療科とも関連の深い疾患です。
番組では、白内障の初期サイン、眼底所見の特徴、また、眼科医がどのような検査治療を行っているかをわかりやすく紹介します。
白内障、これだけ知っておけば患者さんに質問されても大丈夫です。
第5回「加齢黄斑変性」はこれだけ
加齢黄斑変性は文字どおり加齢に伴い発症し、視野中心部の歪みを特徴する疾患です。
有病率は50歳以上の80人に1人。失明原因の第4位と高齢者のQOLを著しく害する疾患です。
しかしながら、病識が少ないため老化による視力低下として見過ごされることも少なくありません。
番組では、加齢黄斑変性のサイン、眼科医が行う検査や治療などについてわかりやすく紹介します。
加齢黄斑変性、これだけ知っておけば非専門医の標準レベル突破。
第6回「結膜炎」はこれだけ
結膜炎は白目(結膜)に炎症が生じる非常にコモンな眼科疾患です。
また、プライマリケア医でも十分治療できる疾患だと言われています。
番組では結膜炎の3つのタイプ、ウイルス性、アレルギー性、細菌性の特徴と簡単な見分け方、さらに目の充血と出血の違いも紹介します。
結膜炎、これだけ知っておけば非専門医の標準レベル突破。
第7回「眼科コモンディジーズ」はこれだけ
前眼部で診察できる眼科コモンディジーズについて取り上げます。
非眼科医が出会う眼科疾患の80%以上はまぶた、角膜、結膜、水晶体などの前眼部疾患です。
この番組では、上眼瞼の翻転、フルオレセイン染色などプライマリケアでできる前眼部診察や、麦粒腫、ドライアイなど代表的な前眼部疾患診療のポイントについてわかりやすく紹介します。
前眼部病変、これだけ知っておけば非専門医の標準レベル突破。