第3回「心雑音―総論」
第3回では、特に心雑音の分類・識別についての徹底講義を行います。“収縮期雑音か拡張期雑音”“器質性雑音か機能性雑音”“駆出性雑音か逆流性雑音”などと、分類は分かっていても、なかなか聴き分けることの出来ない心雑音の識別のポイントを、「聴診の達人」沢山先生が実例を挙げながら丁寧に伝授します。沢山先生は「音の口真似を出来ることが、心音・心雑音について理解出来ているかどうかの指標だ」と言います。先生には「ダハータ」と聴こえる今回の心雑音、あなたにはどう聴こえるでしょうか?
第4回「心雑音―各論」
この回では、第3回の総論に引き続き、心雑音の各論となる僧帽弁逆流や大動脈弁狭窄、大動脈弁逆流などについてお送りします。また、それぞれの症状の「重症度」について詳しく検証していきます。最後に、沢山先生への質問コーナーがあります。「初診の所見にはどれぐらいの時間をかけるのか?」「スリルを触診するときに手のどこを使うのか?」など、具体的な質問が次々に登場します。どうしたら、医師の象徴でもある「聴診器」を自分のものとして使いこなせるのか、その答えがここにある!