第149回 医師免許はそんなに簡単に不正取得できるのか?ALS嘱託殺人で発覚した厚生労働省の“謎ルート” 最終更新:2023/02/22 2019年にALSの女性患者を殺害した嘱託殺人罪等で起訴されている被告は、その後、医師免許を不正に取得したことも明らかになっています。まだ明らかになっていないこの「謎の取得ルート」に迫ります。
第148回 相変わらず自己犠牲と滅私奉公で医療を行うコトー、日本の医療提供体制の“汚点”を描く映画『Dr.コトー診療所』 最終更新:2023/02/15 離島医療を描いた人気ドラマ『Dr.コトー診療所』、16年振りの続編となる映画が昨年末に公開されました。キャストの再集結に胸躍るものの、肝心のストーリーの価値観はあまりアップデートされていないようです。
第147回 かかりつけ医機能制度化、全世代型社会保障構築会議構成員の発言から見えてくる「骨抜き」の背景 最終更新:2023/02/08 通常国会が招集され、懸案だった「かかりつけ医機能」の新たな仕組みを盛り込んだ法律案が提出される見込みです。しかし、当初の議論から随分後退した内容になったようです。何があったのでしょうか?
第146回 病院・診療所16施設、薬局138施設と低調な滑り出しの電子処方箋、岸田首相肝いりの医療DXに暗雲? 最終更新:2023/02/01 1月26日に電子処方箋の運用がはじまりました。医療機関や薬局、患者双方にメリットがあり、医療DXの肝となる仕組みのはずが、当初の利用はきわめて低調のようです。なぜなのでしょうか?
第145回 三重大臨床麻酔部汚職事件、元教授に懲役2年6ヵ月、執行猶予4年の有罪判決、賄賂は「オノアクト使用の見返りだった」 最終更新:2023/01/25 本連載でも何度も取り上げてきた三重大病院臨床麻酔部の汚職事件。いよいよこの事件において中心的役割を果たしてきた元教授に判決が言い渡されました。
第144回 滋賀医大生による集団暴行事件、主犯格の被告に懲役5年6ヵ月の実刑判決 最終更新:2023/01/18 昨年3月、女子大生に集団で乱暴したとして滋賀医科大学の男子学生3人が逮捕された事件で、大津地方裁判所はうち1人に懲役5年6ヵ月の実刑判決を言い渡しました。
第143回 アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」FDA迅速承認を聞いて頭をもたげたある疑問、「結局高くつくのでは?」 最終更新:2023/01/11 1月7日にエーザイが米国バイオジェン社と共同開発しているアルツハイマー病治療薬・レカネマブがFDAの迅速承認を受けました。市場や社会の期待は高いようですが、一方で不安と疑問も見えてきます。
第142回 帚木蓬生氏の新作『花散る里の病棟』を読んで医師という仕事について考える 最終更新:2023/01/04 注目の医師兼作家の新作は、九州で四代百年続く「医家」のそれぞれの世代の医師の医療に携わる姿を短編で描きながら、全体を通して読むと日本の医療の歴史が浮かび上がってくる、凝ったつくりの短編集です。
第141回 医師免許を持った映画監督、大森一樹氏を偲ぶ。青春映画の名作『ヒポクラテスたち』を今観て思うこと 最終更新:2022/12/28 年末年始、少しは休めるという方は自宅で映画鑑賞はどうでしょう。今年亡くなった、京都府立医科大学出身で医師免許を持つという、珍しい経歴の監督の佳作を紹介します。
第140回 次のパンデミックに備え感染症法等改正、そう言えば感染症の「司令塔機能」の議論はどうなった? 最終更新:2022/12/21 新型コロナウイルス対応の教訓を活かし、今後のパンデミックに備える改正感染症法が可決されました。都道府県が医療機関とあらかじめ協定を結び、病床確保や発熱外来といった医療の提供を義務付けるといいます。