Trop-2に対する抗体と抗がん剤の複合体は転移性のTNBCに有効である可能性を示唆(解説:矢形 寛 氏)-1020 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2019/03/20 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 矢形 寛( やがた ひろし ) 氏 埼玉医科大学 総合医療センター ブレストケア科 教授 オリジナルのニュース 新規抗体薬物複合体、難治性の転移TNBCに有効/NEJM(2019/03/04掲載) trophoblast cell-surface antigen 2(Trop-2)は正常組織ではわずかしか発現していないのに対し、がん腫では広く発現していることが知られている。TNBCでは80%以上に発現しているようで、注目すべき標的となっていた。sacituzumab govitecan-hziyは、抗Trop-2抗体にSN-38(化学療法薬イリノテカンの活性代謝物)を結合させた抗体薬物複合体(ADC)であり、乳がん領域ではADCとしてT-DM1がすでに臨床応用されている。本試験は第1… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 矢形 寛先生の他のコメント フルベストラントとAI剤併用の意義(解説:矢形寛氏)-1044 (2019/05/10掲載) 術前化学療法を施行したHER2陽性乳がんにおける術後T-DM1の有効性(解説:矢形寛氏)-996 (2019/01/16掲載) 免疫チェックポイント阻害薬であるアテゾリズマブとnab-PTXの併用は未治療の進行/転移性乳がんの予後を改善する(解説:矢形寛氏)-962 (2018/11/30掲載) フルベストラント+パルボシクリブはOSも延長しうる(解説:矢形寛氏)-963 (2018/11/29掲載) BRCA変異乳がんにおいてPARP阻害薬talazoparibはPFSを延長する−EMBRACA試験(解説:矢形寛氏)-910 (2018/09/12掲載) 閉経前乳がん術後ホルモン療法は何を選択すべきか-SOFT+TEXT統合解析から(解説:矢形寛氏)-884 (2018/07/09掲載) 乳がん検診と治療が及ぼす死亡率減少への影響をサブタイプ別に検証(解説:矢形寛氏)-807 (2018/02/07掲載) 経口避妊薬の長期使用により、乳がん発症リスクがごくわずかに上昇(解説:矢形寛氏)-794 (2018/01/11掲載) Z0011試験長期観察データ-腋窩非郭清でも10年全生存率は変わらない(解説:矢形寛氏)-750 (2017/10/23掲載) 乳房部分照射単独の有効性を明らかにした重要な報告(解説:矢形 寛 氏)-731 (2017/09/14掲載) BRCA1/2変異保有者における乳がん、卵巣がんおよび対側乳がん発症リスクに関する大規模研究(解説:矢形 寛 氏)-710 (2017/08/15掲載) BRCA1/2遺伝子変異を有するトリプルネガティブ乳がんにおいてPARP阻害薬オラパリブはPFSを延長する − OlympiAD試験(解説:矢形 寛 氏)-705 (2017/08/03掲載) HER2陰性乳がん術前化学療法後のカペシタビン術後補助療法は生存率を改善する-CREATE-X(JBCRG-04)(解説:矢形 寛 氏)-698 (2017/07/11掲載) 乳がん化学療法においてタキサン系薬剤による脱毛の予防に頭皮冷却が有効(解説:矢形 寛 氏)-654 (2017/03/23掲載) CDK4/6阻害薬―パルボシクリブに加えribociclibも有効性証明(解説:矢形 寛 氏)-609 (2016/11/17掲載) 新規候補薬剤veliparibがトリプルネガティブ乳がんに有効な可能性(解説:矢形 寛 氏)-575 (2016/08/10掲載) 新規候補薬剤neratinibがHER2陽性/HR陰性乳がんに有効な可能性(解説:矢形 寛 氏)-576 (2016/08/10掲載) 検診マンモグラフィの読影順序が読影の精度に関係するか(解説:矢形 寛 氏)-548 (2016/06/15掲載) 腫瘍の病期が与える影響をどう解釈するか(解説:矢形 寛 氏)-445 (2015/11/11掲載) TAM vs.AI(解説:矢形 寛 氏)-403 (2015/08/27掲載) 早期乳がんにおける術後補助療法としてのビスホスホネート:無作為化試験からの個々のデータのメタ分析(解説:矢形 寛 氏)-402 (2015/08/25掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 敗血症疑い患者の抗菌薬の期間短縮、PCTガイド下vs.CRPガイド下/JAMA(2024/12/25) 閉経後HRT(ホルモン補充療法)のビッグデータを用いたtarget trial emulation(標的模倣試験)の結果(解説:名郷直樹氏)(2024/12/25) オンコタイプDX再発スコア≧31のHR+/HER2ー乳がん、アントラサイクリンによるベネフィット得られる可能性(TAILORx)/SABCS2024(2024/12/25) 日本におけるレカネマブ治療施設の現状〜北海道のいま(2024/12/25) 乾癬治療のデュークラバシチニブ、長期投与の有用性(2024/12/25) 鉄剤処方や検査・問診のポイント~「鉄欠乏性貧血の診療指針」発刊(2024/12/25) 患部への血流遮断で変形性膝関節症の痛みが軽減(2024/12/25) 再利用ペースメーカーは安全で再利用可能(2024/12/25) SGLT2iはDPP-4iより網膜症リスクを抑制する可能性―国内リアルワールド研究(2024/12/25) [ あわせて読みたい ] “医療者ではできない”がん患者支援…がん経験者コミュニティ「5years」【Oncologyインタビュー】第3回(2019/03/04) EGFR変異陽性例のSCLC転化とは何なのか? どう対応するか?【忙しい医師のための肺がんササッと解説】第5回(2019/02/28) 膀胱がん、BCG投与後のPD-L1発現誘導【Oncologyインタビュー】第2回 (2019/02/18) 高齢者HER2陽性乳がんに、安全かつ有効な化学療法を…JCOG1607(HERB TEA)【Oncologyインタビュー】第1回(2019/02/15) 高齢者に対するICIは効きが悪い?【忙しい医師のための肺がんササッと解説】第4回(2019/01/17) オシメルチニブの耐性機序【忙しい医師のための肺がんササッと解説】第3回(2018/12/14) 免疫チェックポイント阻害薬の再投与は有効か?【忙しい医師のための肺がんササッと解説】第1回(2018/11/02) 消化器がん特集(2018/06/21) 肺がん治療、患者と医療者の“スキマ”とは? 第15回【肺がんインタビュー】(2018/05/09) 肺がん特集まとめインデックス(2017/06/20)