日本感染症学会、抗インフルエンザ薬の使用適応で提言

提供元:ケアネット

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公開日:2010/01/29

 

1月25日に日本感染症学会が抗インフルエンザ薬の使用についての提言を発表した。点滴静注薬のペラミビル(商品名:ラピアクタ)の発売に伴い、「インフルエンザ患者のリスクに応じた抗インフルエンザ薬の適正な使用」を目指した指針として取りまとめている。提言では、基本的な考え方として、治療の判断は基礎疾患の有無やその程度に関わらず「患者の重症度そのものが重視されるべき」と指摘した上で、重症度に応じた抗インフルエンザ薬の適応と使い分けが重要と訴えている。

また抗インフルエンザ薬については、現在、臨床の現場で使われているタミフルとリレンザのほか、新発売となったラピアクタ、さらに開発中のラニナミビル(CS-8958)、ファビピラビル(T-705)についても言及。

さらに重症度ごとに使用法を示した「抗インフルエンザ薬の使用指針」を提示している。

 
提言の詳細はこちらから
http://www.kansensho.or.jp/topics/100122soiv_teigen.html