4月17日、NPO法人キャンサーネットジャパン主催で『映画「希望のちから」で学ぶ臨床試験のこと」が開催された。当日は、小雪混じりの朝にもかかわらず数多くの患者、医療者、学生らが参加した。以下NPO法人キャンサーネットジャパン理事、柳澤昭浩氏のコメント
この映画(ある薬剤の開発から上市に至るまでの経緯)を通じて、臨床試験は、患者と医療者が共に進むこと、沢山の困難があること、医療者・患者だけでなく患者団体・支援団体などの役割も大きいことなどを学びました。終了後、患者さんからは「一つのお薬が世に出る背景にこんな事があったとは知らず、涙が止まらなかった」、医療者からは「医療者も薬剤がこのようなプロセス、また患者・患者団体・支援団体が、このような関与をしている事をしらなかった」などの声を頂きました。イベント終了後、若手がん研究者へのグラントを目的とするDVDは100枚以上販売されました。今後、各地のセミナー、医療者対象のセミナーでの上映も行う予定です。
※希望のちから(Living Proof)DVD
デニスは乳がんの治療にすべてを捧げる医師。ある時は家族との団欒を犠牲にし、ある時は治療薬開発の資金を得るために奔走し多くの時間を乳がん治療の研究に時間を費やしていた。その先にある乳がん患者の笑顔のために。(ハーセプチン誕生秘話)
製作総指揮は「ブリジット・ジョーンズの日記」のレニー・ゼルウィガー。 主演はハリー コニック・Jr.。
発売・販売元 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(詳しくはこちら)