骨粗鬆症患者は、治療薬への期待と効果にギャップを感じている?

提供元:ケアネット

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公開日:2010/08/05

 



日本イーライリリー株式会社は7月30日、骨粗鬆症治療の現状を把握するため、代表的な治療薬である骨吸収抑制剤で薬物治療中の65歳以上の女性患者103名を対象に実施した、現在の病状や治療薬に関するインターネット調査の結果を発表した。調査の実施時期は2010年5月。

その結果、現在治療中の患者の約半数(47.6%)は服用中の治療薬について十分な満足を感じておらず、最も不満を感じているのは「効果を実感するまでの期間」(37.5%)であることがわかった。さらに、治療を開始してから骨密度が「減っている」(4.8%)または「変わらない」(51.5%)と答えた人が半数以上(56.3%)おり、また、約1割(10.7%)の患者が治療薬服用中に骨折を経験していることも確認できたという。

一方、患者の多くが、「骨密度を増やしたい」(76.7%)、「骨折をしたくない・繰り返したくない」(54.4%)、「骨粗鬆症を完治させたい」(42.7%) という目的を持って治療を開始しており、治療薬への期待と実際に感じる効果にギャップがあることが明らかになったとのこと。

詳細はプレスリリースへ
https://www.lilly.co.jp/pressrelease/2010/news_2010_15.aspx