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日焼け止め塗布は自動車運転中も大切

提供元:ケアネット

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公開日:2013/07/02

 

 米国・ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校のDennis P. Kim氏らは、皮膚がん患者の自動車運転中のサンプロテクトについて評価した。その結果、ほとんどの患者の認識が薄かったことを報告し、「皮膚がん予防運動について、とくに運転中の日光曝露に主眼を置いた修正が必要である」と提言した。これまで、運転中のサンプロテクトに関する認識や具体的行動について調べた患者データはなかったという。Journal of the American Academy of Dermatology誌2013年6月号の掲載報告。

 研究グループは、モース顕微鏡手術クリニックの患者をレトロスペクティブに評価し、患者が自動車運転中のサンプロテクトの重要性を認識していたのか、サンプロテクトについての認知およびコンプライアンスについて評価した。また第2の目的として、悪性黒色腫と非悪性黒色腫における有意差がみられる偏側性を調べた。

 主な結果は以下のとおり。

・日常的な日焼け止めの使用と比較して、運転中に日焼け止めを塗布すると回答した患者は、有意に少数であった(52%対27%、p<0.05)。
・回答者の大半は、運転中に日焼け止めが必要とは考えていなかった。とりわけ窓を閉めていれば必要ないと考えていた。
・運転中は日光によるダメージから守られていると信じていた患者ほど、日焼け止めを使用する人が有意に少なかった(12%対46%、p<0.05)。
・窓にスモークフィルムを貼った車を運転していた患者を除くと、ドライバー(左ハンドルのため左側に乗車)について非悪性黒色腫の有意な左側優性が認められた。

(ケアネット)