株式会社アイセイ薬局(代表取締役社長 岡村 幸彦)は、“服薬状況を可視化する”機能を備えた電子お薬手帳アプリ「おくすりPASS」の実証実験を2014年5月12日(月)より、同社日本橋室町店で開始する。
「おくすりPASS」は、処方された薬の記録管理、服薬カレンダー、服用時間をアラームで知らせる服薬リマインダーなど、薬の服用をサポートするさまざまな機能がある。
なかでも、大きな特長として、患者の服薬記録を蓄積し、見える化する「服薬達成率」、「飲み忘れ薬価」、「服用グラフ」の 3 つの機能がある。
また、アプリのホーム画面には、服薬達成率と服薬忘れによる無駄な薬代が表示される。これは、服薬へのモチベーションが維持できるよう、サポートするのが狙いである。
処方薬の飲み忘れ・飲み残しによる医療費の無駄は年間500億円とも言われている。調剤薬局利用者へのインターネット調査によると、20 歳以上の成人男女の約 3 割が複数の調剤薬局を利用している実態があり、とくに30~40代の女性では家族の分の受け取り率も4割超と高く、利用薬局数が多い傾向があった。
本アプリは、薬局から提供される薬情報の QR コードを読み込むことで、アイセイ薬局以外の薬局のデータも一元管理できる。また、1 台のスマホで最大 8 名まで登録できるため、家族の分のデータ管理も可能。さらに、処方箋を撮影して 薬局にFAX送信する機能も備えている。現段階では、本アプリのサービス対応薬局は同薬局の日本橋室町店のみだが、秋頃には全国展開を予定している。
・価格:無料
・アプリ公開日:2014年5月12日
・対応 OS:iOS、Android
・サービス対応薬局:5月12日よりアイセイ薬局日本橋室町店で実証実験を開始。全国展開は秋頃を予定
(ケアネット 細田雅之)