整形外科医はオペ室での携帯電話使用に注意

提供元:ケアネット

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公開日:2015/03/09

 

 昨今、携帯電話は病院内で一般的に使われるようになった。

 そこで、セントルイス大学のShakir IA氏らが整形外科医が手術室で使用している携帯電話の病原菌汚染について調査したところ、携帯電話は高確率で汚染されており、殺菌した後も多くの場合、再汚染することがわかった。そのため、手術室には携帯電話を持ち込まないか、持ち込む場合には1週間に1度以上定期的に殺菌することを勧めている。J Bone Joint Surg Am誌 2015年2月号の報告。

 主な結果は以下のとおり。

・整形外科医が手術室内に持ち込んだ携帯電話53台を対象とした。
・全体の83%に病原菌が検出され、殺菌後も8%で病原菌が検出された。
・殺菌1週間後に再度病原菌の有無を調べたところ、75%で病原菌が検出された。

(ケアネット 有田衣里)