2015年10月より「医療事故調査・支援センター」にて、医療事故調査が行われることが決定した。この制度の目的は、「医療安全の確保」であるが、その事故調査報告書が、民事・刑事訴訟で使用されるとも限られず、運用が懸念されている。今回のシンポジウムでは、医療事故調査制度の実務上の注意点と対策を話し合うために開催される。
【プログラム概要】
テーマ 「医療事故調査制度に向けての実務上の注意点とその対策」
期 日 2015年4月19日(日)9:00~13:00
開催場所 昭和大学病院 入院棟地下1階 臨床講堂
プログラム内容
●開会の挨拶
有賀 徹(昭和大学病院 病院長・全国医学部長病院長会議
「大学病院の医療事故対策委員会」委員長)
●あるべき医療事故調査制度とその限界
セッション1 米村 慈人(東京大学大学院 法学政治学研究科 准教授)
セッション2 井上 清成(井上法律事務所)
●医療事故調査制度の施行に係る検討会を振り返って
セッション3 小田原 良治(日本医療法人協会 常務理事)
セッション4 田邉 昇(中村・平井・田邉法律事務所)
●これから始まる医療事故調査制度における実務上の注意点
医療従事者の生命、健康、人権保護の重要性
セッション5 佐藤 一樹(いつき会 ハートクリニック 院長)
セッション6 大磯 義一郎(浜松医科大学 医学部 教授)
●ディスカッション
事例をもとに医療事故調査の実務上の注意点とその対策を検討
●閉会の挨拶 有賀 徹
※なお事前登録はなく、無料でのシンポジウムとなる。当日、上記の会場にご参集いただきたい。
■関連リンク
『MediLegal 医療従事者のためのワンポイント・リーガルレッスン』
(ケアネット)