医療と司法の相互理解を目指す、第7回医療法学シンポジウムが11月27日に開催される。今回のテーマは「柳原病院事件」を取り上げ、医療と司法両方のプロフェッションが参加し、医療現場の日常を刑事司法でどのように取り扱うべきか議論を行う予定である。
医療側からみれば、術後せん妄の患者の証言のみで医師が逮捕されたのでは医療現場が崩壊するが、刑事司法からみると、万が一そのような犯行が行われたとき、どのような証拠関係があれば有罪と認定すればいいのかという対立点がある。
シンポジウムでは、どうすれば妥当な解決が導けるのかまで議論しようと考えている。なお、稲門医師会・稲門法曹会合同シンポジウムも併催される。
医療法学シンポジウム開催概要
日時 2016年11月27日(日)13:00~16:00(12:30開場)
場所 日経カンファレンスルーム
参加費 2,000円(懇親会費別途)
プログラム
[第一部]
「稲門医師会のご紹介」 中山久徳
(そしがや大蔵クリニック 院長)
「早稲田出身の医師の現状」 杉原正子
(国立病院機構 久里浜医療センター)
[第二部 柳原病院事件を考える]
「本件事案の概要と論点整理」 大磯義一郎
(浜松医科大学医療法学教授)
「麻酔によるせん妄について」 鈴木宏昌
(国立病院機構 横浜医療センター)
「刑事司法について 痴漢冤罪事件から学ぶべきこと」 趙誠峰
(早稲田リーガルコモンズ法律事務所)
パネルディスカッション
参加のお申し込みなどは、稲門医師会ホームページまで
(「11/27シンポジウム参加申込」をクリックし、フォームからお申し込み)
※セキュリティの関係上、パソコンからのみアクセス可能
お問い合わせ先:稲門医師会 tomon-ishikai@list.waseda.jp
(ケアネット)