Roche社は、2020年1月27日、アテゾリズマブ(商品名:テセントリク)とベバシズマブ(商品名:アバスチン)との組み合わせで米国食品医薬品局(FDA)への補足生物製剤認可申請(SBLA)の提出が完了したと発表。この申請は第III相IMbrave150研究の結果に基づいている。
IMbrave150は、全身療法を未治療の切除不能HCCの501例を対象にアテゾリズマブ+ベバシズマブまたはソラフェニブを比較した国際第III相多施設共同非盲検試験。アテゾリズマブ+ベバシズマブはソラフェニブと比較して、無増悪生存率(PFS)を41%改善した(ハザード比:0.59、95%信頼区間:0.47~0.76、p<0.0001)。アテゾリズマブ+ベバシズマブの安全性は、個々の医薬品の既知の安全性プロファイルと一致していた。結果は、2019年11月に開催された欧州医療腫瘍学会(ESMO)アジア会議で発表された。
(ケアネット)