ケアネットでは、3月10日(木)に会員医師1,000人を対象に、インターネットによる「年収に関するアンケート」を行った。その結果、82%の医師が昨年度の年収額を1,000万円以上と回答し、その中で最も多い年収帯は2,000~2,500万円であった(全体の15%)。また、全体の58%の医師が1,000~2,000万円の年収帯に分布し、2,000~3,000万円は20%、3,000万円以上は4%であった。
46~65歳では6割以上が1,600万円以上と回答
最多年収帯を年代別にみると、35歳以下が1,000~1,200万円(21%)、36~45歳が1,200~1,400万円(17%)、46~55歳が1,600~1,800万円および2,000~2,500万円(ともに19%)、56~65歳および66歳以上が2,000~2,500万円(22%、14%)だった。
年収1,000万円以上が占める割合は、35歳以下が64%、36~45歳が87%、46~55歳が91%、56~65歳が92%と年齢が上がるごとに増加したが、66歳以上では76%と減少した。また、46~65歳では6割以上が1,600万円以上と回答した。
診療科別の傾向は?
診療科別に昨年度の年収が1,600万円以上と回答した医師の割合をみると、内科系と比較して外科系で多い傾向がみられた(以下は30人以上の回答が得られた診療科から抜粋):
内科系
循環器内科(54%)
精神科(54%)
内科(48%)
消化器内科(45%)
神経内科(38%)
小児科(37%)
呼吸器内科(36%)
糖尿病・代謝・内分泌内科(30%)
外科系
消化器外科(67%)
外科(60%)
脳神経外科(50%)
整形外科(47%)
耳鼻咽喉科(40%)
その他の診療科、男女別、病床数別、勤務先別の医師の年収分布についても、以下のページで結果を発表している。
医師の年収に関するアンケート2022【第1回】昨年度の年収
(ケアネット 遊佐 なつみ)