KW‐0761(抗CCR4抗体)成人T細胞白血病リンパ腫に対する国内第II相臨床試験開始

提供元:ケアネット

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公開日:2009/06/29

 

 協和発酵キリン株式会社は23日、自社開発のKW‐0761(抗CCR4抗体)の成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)に対する国内第II相臨床試験を開始したと発表した。国内第II相臨床試験は17施設で25例で行われる予定だ。

 KW-0761は、同社の強活性抗体作製技術「POTELLIGENT(ポテリジェント)」を用いて作製したヒト化モノクローナル抗体で、CCR4陽性の血液がん細胞および喘息や炎症性疾患への関与が示唆されているCCR4陽性T細胞を減少させることが認められている。これまでの、成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)および末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)を対象とした国内第I相臨床試験において、KW-0761の安全性が示され、有効性についても認められているという。

 米国においては、血液がんを対象とした第I/II相臨床試験を準備中であり、欧州においては、少数の健康な成人およびアレルギー性鼻炎患者様を対象とする第I相臨床試験を実施。また2008年3月に日本、中国、韓国および台湾を除いた全世界における独占開発・販売権(がん以外のすべての疾患)をアムジェン社に許諾するライセンス契約を締結しているとのこと。

詳細はプレスリリースへ
http://www.kyowa-kirin.co.jp/news/2009/20090623_01.html