お知らせがあります

2024/07/10
7月10日より「Web講演会」「CARENQ」の送信元メールアドレスを変更いたしました。
■変更前:seminar@carenet.co.jp、enquete@carenet.co.jp
■変更後:seminar@www.carenet.com、enquete@www.carenet.com
メールアドレスまたはドメインによる受信拒否や振り分けなどを設定されている方は、設定の変更をお願いいたします。

フェマーラの5年投与が術後療法としてタモキシフェンよりも優れる

提供元:ケアネット

印刷ボタン

公開日:2009/09/01

 

 スイス・ノバルティス社は、閉経後早期乳がん(ホルモン感受性)の患者に対する術後の「フェマーラ(一般名:レトロゾール)」の5年投与は、タモキシフェンに比べ至適な治療法であることを立証するデータがThe New England Journal of Medicine誌に掲載されたと発表した。ノバルティス ファーマ株式会社が28日に報告した。

 このデータは、国際乳がん研究グループ(International Breast Cancer Study Group: IBCSG)が実施したBIG 1-98試験の最新の解析結果。手術後にフェマーラとタモキシフェンを順次切り替えて合計5年間投与するシークエンシャル治療が、フェマーラ5年間の単剤投与より優れているかを検討したシークエンシャル治療解析(Sequential Treatment Analysis: STA)の結果と、フェマーラまたはタモキシフェンの5年間単剤治療の有効性を検討した単剤治療群解析(Monotherapy Arms Analysis: MAA)の最新の結果も含まれているという。

 STA解析の結果、乳がんの手術後に5年間、タモキシフェンとフェマーラを順次切り替えて投与するシークエンシャル治療は、術後5年間のフェマーラ単剤治療と比べ、無病生存の改善が認められなかったと結論付けられた。試験開始後10年の時点で実施したMAA解析によると、フェマーラの単剤治療は、タモキシフェンの単剤治療に比べ、長期にわたる無病生存の有意な改善(P=0.03)と遠隔転移リスクの有意な減少(P=0.05)が明らかになり、フェマーラの単剤治療を受けた患者では、タモキシフェンに比べ、死亡リスクが相対的に13%減少した(P=0.08)。

詳細はプレスリリースへ
http://www.novartis.co.jp/news/2009/pr20090828.html