スピリーバの安全性プロファイルを再確認 ベーリンガーインゲルハイムとファイザーは、30件の厳格に管理された対照試験について新たな解析を行い、スピリーバ(チオトロピウム)の長期間に亘る安全性プロファイルが確認されたと発表した。この新たな広範な安全性に関するデータは、9月24日発行のJAMA(the Journal of the American Medical Association)に掲載されたSinghらによる論文でのチオトロピウムに対する見解とは相反する。
結核の情報提供サイト「結核 -古くて新しい病気-」開設 大塚製薬株式会社は、大塚製薬のWEBサイトの「気になる病気」に、新たに結核の情報提供サイト「結核 -古くて新しい病気-」を立ち上げ、結核予防週間(9月24日~9月30日)の始まる9月24日に開設すると発表した。
ランタスのHbA1cの改善・費用対効果が高いことが判明 サノフィ・アベンティス株式会社は9月22日、イタリア・ローマで開催されたEASD(欧州糖尿病学会)第44回年次学術集会(2008年9月7日~11日)において、3つの非介入試験の結果を発表し、ランタス(一般名:インスリン グラルギン[遺伝子組換え])による治療結果について、HbA1cの改善効果があること費用対効果が高いことを発表した。
抗ウイルス化学療法剤「ヘプセラ」、他剤との併用可能に グラクソ・スミスクライン株式会社は、9月24日付で、B型慢性肝疾患(B型慢性肝炎およびB型肝硬変)に対する抗ウイルス化学療法剤「ヘプセラ」(アデホビル ピボキシル)について新しい「効能・効果」、「用法・用量」の承認を取得したと発表した。
水頭症患者と家族のためのウェブサイト開設 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社は、水頭症の症状や治療法、術後のケアなど、正しい理解を促進するための情報提供を目的として「水頭症治療啓発ウェブサイト」を開設したと発表した。
抗悪性腫瘍剤「アービタックス」発売開始 ブリストル・マイヤーズ株式会社は、メルクセローノ株式会社と販売提携を行っている「アービタックス注射液100mg」(セツキシマブ(遺伝子組換え))について、2008年9月19日にメルクセローノより発売開始されるのを受け、医療機関に対する情報提供活動を本格的に開始すると発表した。
がん患者さんの思い 浮き彫りに 千葉市にて、千葉県がん患者大集合2008が開催された。「千葉のがん医療を考える」と題し、アンサーパッドを用いた会場参加型のシンポジウムも行われた。現在あるいは過去に受けたがん診療に対するがん患者さんの思いが明らかにされるとともに医療者との意識差が垣間見られている。
GALIANT試験でビルダグリプチンがチアゾリジン誘導体(TZD)と同等の有効性を証明 ノバルティス ファーマ株式会社は、9月17日、2型糖尿病治療薬 ビルダグリプチンが、体重増加を引き起こさず、心血管系への安全性において良好な成績を示し、広く使用されているチアゾリジン誘導体と比較して優れた忍容性と同等の有効性を確認したと発表した。
イレッサ 進行非小細胞肺がん患者を対象とした大規模臨床試験(IPASS)結果が発表される ―欧州臨床腫瘍学会にて― 英国アストラゼネカ社の9月15日の発表によると、ストックホルムで開催されている欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で、臨床背景因子により選択されたアジアの進行非小細胞肺がん患者を対象とした臨床試験IPASS(IRESSA Pan-ASia Study)において、イレッサがカルボプラチン/パクリタキセル併用化学療法に対して無増悪生存期間の非劣性を証明するという主要目的を上回り、優越性を証明したことが報告された。
高まる脳卒中リスク、一般市民の2割は肥満傾向、5割は高血圧 社団法人日本脳卒中協会とファイザー株式会社が脳卒中週間(毎年5月25日~31日)に合わせて行った無料検査イベント(2008年5月8日~28日、東京、広島、大阪、仙台、名古屋の5都市で開催し、合計3,173人が来場)の結果、一般市民の2割は肥満傾向、5割は高血圧であることが分かった。
糖尿病網膜症にかかるカンデサルタンの大規模臨床試験DIRECTの結果が発表される 武田薬品工業株式会社は、第44回欧州糖尿病学会(EASD:European Association for the Study of Diabetes)において、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)カンデサルタン(日本製品名:ブロプレス)の糖尿病網膜症に対する発症予防と進展抑制効果を検討した大規模臨床試験DIRECTの結果が報告されたと発表した。
米FDA、抗がん剤RAD001を優先審査品目に指定 ノバルティス ファーマ株式会社は、抗がん剤RAD001(一般名:エベロリムス)が進行性腎細胞がんを対象に米FDA(食品医薬品局)から優先審査品目に指定されたと発表した。
アリスキレン、肥満の高血圧患者において利尿剤よりも有意な降圧効果を示す ノバルティス ファーマ株式会社は、新しいクラスの直接的レニン阻害剤(Direct Renin Inhibitor:DRI)アリスキレン(製品名:米国ではTekturna、それ以外ではRasilez)が、肥満の高血圧患者において、利尿剤ヒドロクロロチアジド(HCT)単独よりも有意に血圧を低下させることが確認されたと発表した。
97%の医療機関がED診察に工夫、院内処方や問診票の活用でプライバシーに配慮 日本イーライリリー株式会社が行ったED診療に関する実態調査結果によると、96.9%の医療機関がED治療を受ける患者が受診しやすい環境づくりのため、プライバシーの配慮等に取り組んでいる実態が分かった。
国産初、カプセル内視鏡の製造販売承認を取得 オリンパスメディカルシステムズ株式会社は、日本メーカー初となる小腸用「オリンパスカプセル内視鏡システム(愛称:Endo Capsule)」について、厚生労働省から日本での製造販売承認を2008年9月8日に取得したと発表した。
3割の人が病気で通院、国民生活基礎調査の概況 厚生労働省統計情報部が発表した平成19年「国民生活基礎調査の概況」によると、病気やけがなど自覚症状を持つ人は32・8%で、3年前の04年調査の31・7%より増加した。