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“ベンザルコニウム塩化物”+“低濃度アルコール”の手指用消毒液、抗インフルエンザウイルス効果を確認

ライオン株式会社は9日、同社と財団法人北里環境科学センターが、手指用消毒液のインフルエンザウイルスに対する効果を確認する中で、「ベンザルコニウム塩化物に低濃度アルコールを組み合わせた手指用消毒液」に、インフルエンザウイルスに対して殺菌効果があることを確認したと発表した。

リアルタイムPCR 法による検出キットが発売

扶桑薬品工業株式会社は7日、同社と公立大学法人大阪府立大学が産学共同で開発し、タカラバイオ株式会社に実施許諾しているカンピロバクター検出のためのプライマー配列(細胞膨化致死毒素:Cytolethaldistending toxin 遺伝子のC サブユニットをターゲット)について、新たにタカラバイオ社より、リアルタイムPCR 技術を組み合わせたカンピロバクター属菌の2菌種を特異的かつ迅速に検出・同定する「CycleavePCR Campylobacter (jejuni/coli) Typing Kit」を発売すると発表した。

Florbetaben(フロルベタベン)の第III相臨床試験を開始

独バイエル・シエーリング・ファーマ社(以下 BSP社)は11月30日(現地時間)、アルツハイマー病(AD)の診断を支援するflorbetaben(フロルベタベン)の臨床開発を前進させると報告した。BSP社は、第95回北米放射線学会(RSNA)で、脳内におけるベータアミロイドの沈着を検出するPETトレーサーとしてフロルベタベン(BAY94-9172)の有効性と安全性を評価する国際第III相臨床試験について、最初の患者が登録されたと発表した。試験には、明らかな認知症患者(例えばAD)とそうでない患者が登録される予定だという。フロルベタベンは先の第II相臨床試験で、AD患者の病理学的特徴である脳のベータアミロイド沈着が検出可能となることを成功裏に実証した。

アンジオテンシンII受容体拮抗薬ミカルディス欧州委員会より追加適応の承認を取得

ドイツ・ベーリンガーインゲルハイム社は27日(現地時間)、欧州委員会より、アンジオテンシンII受容体拮抗薬ミカルディス(一般名:テルミサルタン)が、「I.アテローム性動脈硬化性疾患(冠動脈心疾患、脳卒中、閉塞性動脈硬化症)または II.臓器障害を合併する2型糖尿病 を有する患者での心血管疾患発現リスクの減少」の追加適応を承認されたと発表した。

ドラッグストアで市販薬購入時、薬剤師や販売員に「相談しない」人は7割近く

マイボイスコム株式会社は2日、『ドラッグストアの利用』に関するアンケート調査をインターネット上で実施し、2009年11月1日~5日に13,808件の回答を集め、結果を発表した。ドラッグストアで市販薬を購入する際に薬剤師や販売員に「あまり相談しない」「全く相談しない」人が7割近くを占めることがわかった。

高血圧症治療薬「COZAAR」の高用量投与により総死亡および心不全による入院リスクが減少する

米国メルク社は、11月にオーランドで開催された第82回米国心臓協会(AHA: American Heart Association)学術集会において、高血圧症治療薬「COZAAR(一般名:ロサルタンカリウム錠)」の高用量投与による試験「HEAAL(Heart failure Endpoint evaluation of the A-II-Antagonist Losartan)」の結果を発表した。日本法人である万有製薬株式会社が2日に公表した。

再発白血病に対する治験で遺伝子治療を開始

タカラバイオ株式会社は2日、同社が国立がんセンター中央病院にて進めているHSV-TK遺伝子治療(開発コード:TBI-0301)の治験(第I 相臨床試験)において、1日に第1例目の被験者への遺伝子導入細胞の投与が行われたと発表した。体外遺伝子治療の治験において遺伝子導入細胞の投与が行われるのは国内で初めてだという。同治験は、非盲検試験で行い、被験者数は9例を予定している。

花粉症情報webサイト『花粉症*ナビ』リニューアルオープン

協和発酵キリン株式会社は1日、自社webサイト内にある花粉症情報サイト『花粉症*ナビ』(http://www.kyowa-kirin.co.jp/kahun/)をリニューアルオープンした。今回のリニューアルでは、2010年春の日本全国スギ・ヒノキ花粉飛散予測の情報を公開したほか、メインコンテンツである「花粉症の基礎知識」の情報構成を整理し、「最近のスギ花粉の飛散量」や「症状とQOL(生活の質)の関係」についての情報を追加。またセルフチェックページ「どんなタイプの花粉症?」をよりわかりやすく刷新した。

「健康管理支援サービス」の実証実験を開始

株式会社野村総合研究所(NRI)は1日、民間企業6社からなる「家庭内情報プラットフォーム検討会(以下、検討会)」に参加し、総務省「ユビキタス特区」事業におけるインターネット上の個人向け健康管理支援サービス「健康絵日記へるぼ(http://www.health-log.jp/)」 の実証実験を同日より開始したと発表した。NRIは、検討会の代表機関として、同サービスの事業計画、サービス内容の検討、実証実験の運営管理等を担当している。