Instituto de Salud Carlos IIIのA Castello氏らは、スペイン人女性における食事パターンと乳がんリスクの関連を、閉経状態と腫瘍のサブタイプ別に層別化し、症例対照研究で検討した(EpiGEICAM試験)。その結果、西洋食パターン(高脂肪乳製品・加工肉・精製穀物・菓子・高カロリー飲料などを高摂取、低脂肪乳製品・全粒穀物は低摂取)が乳がんリスクに悪影響を及ぼすことが認められた。さらに、すべてのサブタイプの乳がん(とくにトリプルネガティブ乳がん)の予防に、果物・野菜・豆類・多脂性魚・植物油の豊富な食事パターンによるベネフィットが示唆された。British Journal of Cancer誌オンライン版2014年8月7日号に掲載。