あの医療者必携のベストセラー書籍「感染症プラチナマニュアル」がレクチャーになりました!
“プラマニュ”の第3章、病態・臓器別アプローチから市中感染症をピックアップ。
著者である岡秀昭氏が、臨床の現場で必要なポイントだけに絞った、シンプルかつ明快なレクチャーをお届けします。ここで得た知識、考え方は、明日からの感染症診療にそのまま生かすことができます。
上巻は感染症診療の8大原則と肺炎、尿路感染について。さあ、ぜひプラマニュを片手に本DVDをご覧ください。
※書籍「感染症プラチナマニュアル」はメディカル・サイエンス・インターナショナルより刊行されています。
第1回 感染症診療の8大原則
臓器、微生物、抗菌薬そして、その中心に患者。これらすべてを満たすことが、感染症診療の第1歩です。
まずは、感染症診療の8大原則を、明日からの診療に生かせるよう、現場の状況と照らし合わせながら、解説します。
第2回 市中肺炎 初期診療アプローチ
第2回、第3回では市中肺炎を取り上げます。今回は、初期の診断と治療についてです。
肺炎を疑ったら、最初にすべきことは?抗菌薬を開始?いいえそうではありません。
まずは「本当に肺炎かどうか」を疑うことから始めましょう。
肺炎と診断されれば、原因微生物の同定、重症度判定。それによって、治療も大きく変わってきます。
第3回 市中肺炎 治療経過と合併症
肺炎の治療効果を判断するために、胸部X線をルーティンで撮っていませんか?
Dr.岡が指摘しているのは「撮る」ことではなく、「ルーティン」であること。
そう、X線の反応は“最も遅れる”んです。CRPや胸部X線所見を正常化させるための治療は必要ありません。何を見て判断すべきか考えてみましょう。
そのほか、合併症や治療効果が見られなかったときの対応、そして、誤嚥性肺炎について解説します。
第4回 単純性尿路感染症
第4回、5回では尿路感染症を取り上げます。今回はその中でも、単純性尿路感染症について解説します。
単純性尿路感染は、基本的には、妊娠していない閉経前の成人女性の尿路感染のことを指し、それ以外はすべて複雑性と考えます。(複雑性については第5回)
また、上部(腎臓)、と下部(膀胱、尿道、前立腺、精巣上体)を区別して考えましょう。
単純性尿路感染症の診断と治療について、詳しく解説します。
第5回 複雑性尿路感染症
複雑性尿路感染症は、さまざまな点から見ても非常に「複雑」で、診断と治療が難しい疾患です。膿尿+発熱・炎症反応だけでは尿路感染症とは限らず、
全身をもれなく診察し、ほかの感染源を除外して初めて診断できるのです。また、男性の場合は、「尿路感染症」という診断名だけでは不十分で、前立腺炎などとも区別していくことが重要です。微生物についても、単純性はそのほとんどが大腸菌であるのに対して、ほかの微生物の頻度も増え、それにより治療も異なってきます。