大人気!Dr.林の笑劇的救急問答シリーズも14年目!
今シーズンは「意識障害」と「頭痛」がテーマ。下巻では「頭痛」を取り上げます。
頭痛はレベルや痛みの違い、症状の出方などさまざまな状態で来院・搬送されてきます。そのうえ、その原因となる疾患も多岐にわたります。
まずは患者さんの状態と緊急性を見極めること。それから原因を突き止めるためにやるべきこと、診るべきことは何か。そして、その治療は?Dr.林がしっかりとお教えします。
第5回 頭痛1 Red Flagを見逃すな
今回より頭痛編がスタート!
頭痛の原因はさまざま。痛みの強さ、部位、持続時間など、症状の出方も人によって異なります。
その中でも緊急性の高い頭痛を見落とさないために、しっかりと病歴を聴取し、Red Flagに気づけるようになりましょう!
チェックすべき項目は多岐にわたり、覚えるのが大変!
いえいえ、「Dr.林の4S Headache」や「病歴聴取のSNOOPY」など、Dr.林ならではのわかりやすい講義で、聞いたらすぐに覚えられること間違いなし。
ちょっとずつぅでも覚えていきましょう。
第6回 頭痛2 疑わなければ始まらない!
頭痛はよくある症候ですが、その原因の1~5%は非常に怖い疾患。
今回は、その中の椎骨動脈解離を中心に解離や血栓症からの頭痛を取り上げ、解説します。
椎骨動脈解離は比較的若年で雷鳴頭痛があるのはたった20%しかありません。この疾患を見つけるコツは「疑うこと」。
それでは疑うポイントはどこなのか?
見逃さないためのコツをしっかりとお教えします。
第7回 頭痛3 ブンブン振ってもわからない
雷鳴頭痛と言えば、くも膜下出血の専売特許のように思われがちですが、実はほかにも鑑別がいろいろとあります。
今回はその中からPRES、PCVSについて詳しく解説します。どこで鑑別を行うのか、そのポイントをしっかりと覚えておきましょう。
そして、激しい頭痛+発熱で疑うべきは髄膜炎。Jolt accentuation testで髄膜炎を除外に使っていませんか?その方法は本当に大丈夫なのか?最近のスタディでの評価を基に、Dr.林が見逃さないための方法をしっかりとお教えします。
第8回 頭痛4 おとなしいのか騒がしいのかそれが問題だ
今回は一次性頭痛で最も多い片頭痛とまれではあるけれど知っておくべき群発性頭痛を中心に解説します。
頭痛の診断はもちろん、目の前で頭痛に苦しむ患者を救う戦い方を裏技も交えてお教えします。