Dr.林の笑劇的救急問答シリーズは13年目!
今シリーズは「高齢者救急」がテーマ。教科書にはなかなか載っていないノウハウを厳選してお届けします。
下巻では「緩和救急」と「高齢者骨折」を取り上げます。
緩和救急:緩和の患者が救急を受診することも多くなりました。そのときに、医療者として何ができるか、そして何をすべきかを一緒に考えてみませんか。
高齢者骨折:高齢者に多い大腿骨頸部骨折、圧迫骨折は画像診断だけでは見逃されることも。重要なのは臨床診断。“マイケル・ジャクソンサイン”などの診療の必殺技をお教えします。
第5回 緩和救急1 救命だけが救急の使命ではない!
「肺がん末期で救急搬送の82歳男性」
DNRの末期肺がん患者が呼吸困難で救急搬送。あなたならどう対応しますか?
救急医療と緩和医療、まるで正反対のことだと思っていませんか?
最近では、緩和の患者さんが救急を受診することも多くなりました。
そのときに、医師として何ができるか、そして何をするべきか、Dr.林が指南します。
そう、救命だけが救急の使命ではありません!
第6回 緩和救急2 なんでもかんでも救命?!
「様子がおかしい寝たきりの101歳男性」
高度認知症で寝たきりの父親を自宅で看取り、と決めた家族。でも、様子がおかしいとつい救急車を呼んでしまう。
救急外来に来るも、救命を行うかどうかを迫られ・・・。
さあ、あなたが、救急医だったら?家族だったら?
良い人生の終わり方を患者さんと一緒に考えてみませんか?
第7回 高齢者骨折1 見逃さないで!大腿骨頸部骨折
「転倒して歩けなくなった80歳女性」
Season13の最後のテーマは高齢者骨折。今回は大腿骨頸部骨折を取り上げます。
大腿骨頸部骨折は、画像診断だけでは見逃されることも!見逃しは重大な合併症につながります!
そこで、Dr.林考案の“マイケル・ジャクソン”サインがとっても役に立ちます。
診断がつけば、まずは痛みを取ってあげること。痛みを取る必殺技もお教えします!
第8回 高齢者骨折2 だまされないで!圧迫骨折
「尻もちをついて腰が痛い85歳男性」
今回は圧迫骨折を取り上げます。
圧迫骨折は高齢者にはよくある骨折ですが、X線も、CTにも映らないことがあるため、臨床診断が重要となります。しかし、患者さんが痛いと思っている部位だけを診ていたらだまされることもあるので注意が必要です。
また、圧迫骨折の原因ともなる骨粗鬆について、その診断と治療、また、予防についても解説します。