シーズン12下巻のテーマは 「創傷処置」と「高血糖救急」。
創傷処置:外傷の患者に行う創処置は、できるだけ“痛くなく”するのは当然!とDr.林。
閉鎖療法や縫合の基本、動物咬傷、痛くない局所麻酔注射、釣り針の抜き方、など実演映像を交えて、“痛くない”処置のコツを伝授!
高血糖救急:腹痛の患者に安易に“胃腸炎”というゴミ箱診断していませんか?DKAの患者にインスリンを一発!していませんか?誰もがついやってしまいがちな診療にDr.林が待ったをかけます!高血糖救急でのピットフォールを中心に徹底レクチャー!
第1回 創傷処置1 まずは洗おう!そうしよう!
創処置の基本は創洗浄!創洗浄の水は滅菌水である必要はないんです!むしろ水道水のほうが感染率が低いというデータも。そう、大切なのは洗い方なのです。
また、閉鎖療法や縫合の基本、そして動物咬傷などの感染が懸念される傷についても、エビデンスを提示しながら、正しい創傷処置について解説します。
第2回 創傷処置2 痛くない注射
救急や外来に訪れる外傷の患者に行う創処置は、できるだけ“痛くなく”するのは当然!とDr.林。
今回は、痛くない局所麻酔注射、皮下ブロック、釣り針の抜き方、停留針、指輪の外し方などを、実演画像を交えて、コツを伝授!
患者さんのためにしっかりとマスターしてください!
第3回 高血糖救急1 腹痛なら胃腸炎?それダメ!
腹痛を主訴に来た患者さんに“胃腸炎”というゴミ箱診断をしていませんか?
ウイルス性の胃腸炎は嘔気・嘔吐・下痢の三拍子そろって初めて診断できるものです。
解剖学的に説明のつかない腹痛というものはたくさんあります。糖尿病性ケトアシドーシスでの腹痛もその一つ。
腹痛を主訴に受診した患者さんの場合には、必ず鑑別疾患にあげましょう!
だれもが陥りやすいピットフォールを爆笑症例ドラマとDr.林の講義で確認しましょう!
そうすれば決して忘れることはないでしょう。
第4回 高血糖救急2 インスリン一発!それダメ!
DKAの患者さんが救急搬送!さあ、あなたならどうしますか?
インスリンを一発!いやいや、それは絶対ダメです!
まずは慌てずゆっくり脱水の補正を行いましょう。
脱水の補正の仕方によっては、脳浮腫などの合併症を起こすことも考えられます。
どのように補正していくか、まだ教科書にも載っていない最新の話題“Dallas protocol”も取り入れながら、解説します。
DKAの患者にやること、そして絶対にやってはいけないことを明確にわかりやすく、Dr.林ならではの講義でお届けします。