〔CLEAR! ジャーナル四天王(12)〕 起死回生となるかフルベストラント

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2012/09/03

本記事のコメンテーター

勝俣 範之( かつまた のりゆき ) 氏

日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科 部長

J-CLEAR評議員

 転移性乳がんに対するフルベストラントはこれまで一つもポジティブデータは存在しなかった。フルベストラントは現在の乳がんホルモン治療薬の標準治療であるタモキシフェンと違って、エストロゲンアゴニスト作用のない、pure anti-estrogen薬剤として有用性が期待された薬剤であったが、これまで行われてきた第3相比較試験ではことごとく失敗に終わってきた。

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本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。