Delta株に対する現状ワクチンの予防効果―液性免疫、細胞性免疫からの考察(解説:山口 佳寿博 氏/田中 希宇人 氏)-1428

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2021/08/18

本記事のコメンテーター

山口 佳寿博( やまぐち かずひろ ) 氏

山梨大学 医学部 呼吸器内科 臨床教授

健康医学協会附属 東都クリニック

田中 希宇人( たなか きゅうと ) 氏

日本鋼管病院 呼吸器内科 部長

 新型コロナ感染症にあって、感染性、病原性が高いVariants of Concern(VOC:Alpha株、Beta株、Gamma株、Delta株)が世界を席巻している。その中で、5月以降、Delta株(インド株、B.1.617.2)の勢力が増し、世界に播種するウイルスの中心的存在になりつつある。現状で使用可能なワクチンは武漢原株のS蛋白遺伝子配列をplatformとして作成されたものであり、S蛋白に複数の遺伝子変異を有するVOCに対して、どの程度の予防効果を発…

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