急性期病院の8割が初診時特定療養費を徴収

提供元:ケアネット

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公開日:2010/05/13

 



株式会社ケアレビューは10日、急性期病院の「初診時特定療養費」(紹介状を持たない初診患者が、通常の医療費以外に自己負担を求められる料金)に関する調査結果を報告した。調査によると、初診時特定療養費が無料の病院は約20%で、約8割の急性期病院では初診時特定療養費を徴収していることがわかった。

この調査は、同社が運営する急性期病院の診療実績比較サイト『病院情報局』(http://hospia.jp/)で情報提供している全国1,500あまりの急性期病院のうち、病床数が200床以上の1,125病院を対象として、インターネット上で公表されている情報をもとに料金水準の実態を調査したもの。

初診時特定療養費を無料とする病院は20.2%だった。金額階層別では、1,000円台が最も多く34.4%で、次いで2,000円台が23.6%、3,000円台が11.7%と続いた。4,000円以上の料金を徴収している病院は全体の4.1%にとどまり、全国最高は北野病院(大阪府)の8,400円だった。

また、初診時特定療養費を有料とする病院の割合は、比較的規模の小さい200~299床の病院では有料の病院の割合が54.0%にとどまるが、300~399床では80.7%、400~499床では 89.6%、500床以上では9割以上の病院が有料となっていた。

詳細はこちら
http://www.carereview.co.jp/2010/05/post-43.html