RSウイルス2週連続増加/国立感染症研究所

提供元:ケアネット

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公開日:2013/11/19

 

 RSウイルス感染症は乳幼児期において重要な疾患であり、下気道の炎症を中心とした重篤な症状を引き起こす場合がある。RSウイルスは冬期に報告数のピークが見られ、夏季は報告数が少ない状態が続いていたが、2011年以降、7月頃から報告数の増加傾向がみられている。

 本年(2013年)の報告数は6月中下旬から徐々に増加傾向がみられ、特に8月から9月にかけて急激な増加がみられており、第44週(10月28日の週)の報告
数は4,195例と2週連続で増加し、6月中下旬以降で最多となった。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約71%を占めている。

感染症発生動向調査週報(IDWR)2013年第44号(2013年10月28日~11月3日)

(ケアネット 細田雅之)