ロコチェックは健康関連QOL評価に有用

2007年に日本整形外科学会よりロコモティブシンドローム(ロコモ)の概念が提唱され、そのスクリーニングツールとして「ロコチェック」が発表された。群馬大学 医学部整形外科学教室の飯塚 陽一氏らは、一般住民を対象とした検診においてロコチェックを用いた調査を行い、スクリーニング精度を検証した。結果、ロコモの判定結果と健康関連QOLは関連していることが示され、著者は「ロコチェックを用いることで、運動機能障害による健康関連QOL低下の重症度を評価できるだろう」とまとめている。Journal of Orthopaedic Science誌オンライン版2014年7月15日号の掲載報告。
地域検診を受診した日本人442例(男性183例、女性259例)において、ロコチェックを用いてロコモを、EuroQOL(EQ)-5D効用値およびEQ-VASにて健康関連QOLを評価した。
ロコチェックの7項目中1項目以上当てはまる者をロコモあり(ロコモ)群、すべて当てはまらない者をロコモなし群とした。
主な結果は以下のとおり。
・受診者の39.6%が、ロコモと判定された。
・ロコモ群では非ロコモ群より、高齢者および女性が有意に多く、EQ-5DおよびEQ-VASによって評価した健康関連QOLが低下していた。
・ロジスティック回帰分析の結果、EQ-5D効用値およびEQ-VASスコアは、ロコモと有意に関連していることが示された。
・ロコチェックで「はい」と回答した項目数と、EQ-5DまたはEQ-VASとの間に関連性が認められた。すなわち、「はい」の数が多いほど健康関連QOLが低下していた。
(ケアネット)
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