腫瘍溶解ウイルス、ペムブロリズマブとの併用で医師主導治験へ 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2017/07/07 オンコリスバイオファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:浦田泰生)は2017年06月27日、国立がん研究センター東病院より腫瘍溶解ウイルス テロメライシン(OBP-301)と他の治療法との併用による効果検討に関する医師主導治験実施申請が、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出された旨を発表した。 本試験では、進行性または転移性固形がん患者を対象とし、テロメライシンと抗PD-1抗体ペムブロリズマブを併用投与した際の安全性・忍容性などの評価検討を行う。今後は、PMDAによる治験申請受理後、試験実施施設である国立がん研究センター東病院において、投与開始に向けた準備が進められていく予定。本試験は、世界で初めての、テロメライシンと抗PD-1抗体併用の医師主導治験となる。 同社では、これまでの研究で、テロメライシンの腫瘍溶解作用がCTL活性(細胞傷害性T細胞活性)を誘導することによる腫瘍免疫増強効果を検討してきた。また、テロメライシンは、現在米国でメラノーマ第Ⅱ相臨床試験の一例目投与準備が進められているほか、台湾・韓国での肝細胞がん第Ⅰ/Ⅱ相試験では、単剤での最大投与量までの安全性が確認されている。国内では、日本初のテロメライシン企業治験となる放射線併用での食道がん第Ⅰ相臨床試験の一例目投与準備が進められている。 ■参考 オンコリスバイオファーマ株式会社ニュースリリース (ケアネット 細田 雅之) 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 生成AIにも認知機能障害!?/BMJ(2025/01/10) 外傷患者への早期の酸素投与、制限的vs.非制限的/JAMA(2025/01/10) ポラツズマブ ベドチン+R-CHPのDLBCL1次治療、5年追跡でも有効性確認 (POLARIX)/ASH2024(2025/01/10) 高K血症治療薬patiromerが心不全治療を最適化-DIAMOND試験サブ解析(2025/01/10) テクリスタマブ、再発/難治多発性骨髄腫に承認/J&J(2025/01/10) 抗精神病薬誘発性体重増加にGLP-1受容体作動薬セマグルチドが有効(2025/01/10) 若年性大腸がんが世界的に増加(2025/01/10) 乳がん患者の脱毛に対するミノキシジル投与は安全かつ効果的(2025/01/10) [ あわせて読みたい ] 肺がん特集(2017/06/20) 長門流 認定内科医試験BINGO! 総合内科専門医試験エッセンシャル Vol.2(2017/05/24) Dr.宮本のママもナットク!小児科コモンプラクティス (2017/04/07) Dr.たけしの本当にスゴい症候診断3 (2017/04/07) Dr.香坂のアカデミック・パスポート 「文献の引き方」から「論文の書き方」まで (2017/03/07) イワケンの「極論で語る感染症内科」講義 (2016/08/07) 感染症コンサルタント岸田が教える どこまでやるの!? 感染対策(2016/07/08) 認定内科医試験完全対策 総合内科専門医ベーシック vol.3(2016/05/31) フィーバー國松の不明熱コンサルト (2016/04/07)