糖尿病治療ガイド2020-2021が完成/日本糖尿病学会

提供元:ケアネット

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公開日:2020/05/15

 

 日本糖尿病学会(理事長:門脇 孝)は、『糖尿病治療ガイド2020-2021』を発行した。本書は、糖尿病診療の基本的な考え方から最新情報までをわかりやすくまとめたガイドで専門医はもとより、非専門の医師、他の医療スタッフなどにも広く活用されている。

糖尿病治療ガイド2020-2021は食事療法を大幅に改訂

 今回の糖尿病治療ガイド2020-2021の改訂では、11章に「病態やライフステージに基づいた治療の実例」を新設し、全面的に内容をアップデートした。

 糖尿病治療ガイド2020-2021で改訂された主な項目は次のとおり。

・4章「食事療法」の記載内容を、『糖尿病診療ガイドライン2019』に合わせ大幅に改訂。
・初版以来、基本変更がされていなかった「糖尿病治療の目標」と「インスリン非依存状態の治療」の図を大幅に改訂。
・6章「薬物療法」と付録「血糖降下薬一覧表」を2020年4月現在の薬剤情報にアップデート。
・具体的な治療薬の選択基準を示すべく、11章「病態やライフステージに基づいた治療の実例」を新設。
 本書の序文では、「日々進歩している糖尿病治療の理解に役立ち、毎日の診療に一層活用されることを願ってやまない」と診療での活用に期待を寄せている。

■糖尿病治療ガイド2020-2021主な目次項目
 1.糖尿病 疾患の考え方
 2.診断
 3.治療
 4.食事療法
 5.運動療法
 6.薬物療法
 7.糖尿病合併症とその対策
 8.低血糖およびシックデイ
 9.ライフステージごとの糖尿病
 10.専門医に依頼すべきポイント
 11.病態やライフステージに基づいた治療の実例
 付録/索引

(ケアネット 稲川 進)