1月27日、厚生労働省は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 第6.2版」を公開し、全国の自治体に通知を行った。
レムデシビルの軽症者への投与方法を追加
6.2版の主な改訂点は以下の通り。
●改訂点
【1 病原体・疫学】
・オミクロン株について更新
・国内・海外発生状況を更新
【4 重症度分類とマネジメント】
・重症度別マネジメントのまとめを更新
・軽症、中等症Iについて更新
重症化リスクのある患者へのレムデシビル・モルヌピラビル・中和抗体薬投与方法について追加
【5 薬物療法】
・レムデシビル
重症化リスクのある軽症・中等症Iの患者を対象とした試験の結果を追加
(プラセボ群と比較し、入院または死亡を87%減少させた)
軽症者への投与方法を追加
・軽症・中等症患者を対象とした治療薬の臨床試験についてまとめた表を追加
・トシリズマブ
メタアナリシスの結果を追加
投与方法、投与時の注意点を更新
・未承認薬を整理し、一覧で標記(ファビピラビル含む)
(ケアネット 稲川 進)