第一三共株は、バレメトスタット(製品名:エザルミア)について、2022年12月20日、国内で新発売したと発表。
同剤は、再発又は難治性の成人T細胞白血病リンパ腫(ATLL)患者を対象とした国内第II相臨床試験の結果に基づき、2021年11月に希少疾病用医薬品の指定を受け、2022年9月に「再発又は難治性の成人T細胞白血病リンパ腫」を適応として国内製造販売承認を取得した。
バレメトスタットは、多くの血液がんで発現しているヒストンメチル化酵素であるEZH1およびEZH2を選択的に阻害する薬剤として第一三共が創製し、世界で初めて発売した薬剤である。
・販売名:エザルミア錠50mg、同錠100mg
・一般名:バレメトスタットトシル酸塩
・効能又は効果:再発又は難治性の成人T細胞白血病リンパ腫
・用法及び用量:通常、成人にはバレメトスタットとして200mgを1日1回空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
・薬価:エザルミア錠50mg 1錠 6,267.70円、エザルミア錠100mg 1錠 12,017.00円
・製造販売承認日:2022年9月26日
・薬価基準収載日:2022年11月16日
・発売日:2022年12月20日
・製造販売元:第一三共株式会社
(ケアネット 細田 雅之)