アストラゼネカは、2022年12月23日、デュルバルマブ(製品名:イミフィンジ)と、新たな抗CTLA-4抗体トレメリムマブ(同:イジュド)の併用療法が、「切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」の適応症で承認されたと発表した。
今回の承認は、切除不能な進行・再発非小細胞肺がん(NSCLC)を対象に、1次治療として、デュルバルマブ+トレメリムマブ+化学療法、デュルバルマブ+化学療法と化学療法を比較した第III相無作為化非盲検多施設共同国際試験POSEIDONの結果に基づくもの。
ESMO2022のPOSEIDON試験の発表では、長期追跡(36.5ヵ月)においても、トレメリムマブ+デュルバルマブ+化学療法の全生存期間(OS)延長のベネフィットが報告されている。
(ケアネット 細田 雅之)