新規ホルモン療法による1回の治療歴があり、転移を有する去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)を対象に、カボザンチニブ+アテゾリズマブと、2剤目の新規ホルモン療法(アビラテロン+プレドニゾンまたはエンザルタミド)を比較した、国際共同臨床第III相CONTACT-02試験の結果が、2024年米国臨床腫瘍学会泌尿器がんシンポジウム(ASCO GU)で発表された。
追跡期間中央値14.3ヵ月における ITT集団の無増悪生存期間(PFS)中央値は、カボザンチニブ+アテゾリズマブ群で6.3ヵ月であったのに対し、2剤目の新規ホルモン療法群は4.2ヵ月であった(ハザード比[HR]:0.65、95%信頼区間[CI]:0.50~0.84、p=0.0007)。また、追跡期間中央値12.0ヵ月におけるITT集団の全生存期間(OS)中央値は、カボザンチニブ+アテゾリズマブ群で16.7ヵ月、2剤目の新規ホルモン療法群では14.6ヵ月であった(HR:0.79、95%CI:0.58~1.07、p=0.13)。
(ケアネット 細田 雅之)