リラグルチドの血糖降下作用・体重減少、その持続性も明らかに

ノボ ノルディスク社は10日、第69回米国糖尿病協会年次学術集会(略称:ADA、米国・ニューオリンズ)において、新規糖尿病治療薬リラグルチド1日1回単独投与による2年間の治療は、グリメピリド(SU薬)と比較して有意に血糖コントロールを改善し、体重を減少させ、またその効果も有意に長く持続することが示されたと発表した。
試験ではリラグルチド1.8mgの1日1回投与による治療で58%の患者がADAの定める血糖コントロールの目標であるHbA1C 7%未満を達成し、そのコントロールを2年後まで維持することができた。グリメピリド8mgの1日1回投与による治療では、同達成率は37%だった。
また、リラグルチド投与による持続的な体重減少も実証された。多くの現行治療法では体重増加を招くことが知られており既に過体重であることが多い2型糖尿病患者にとって、体重管理は重要な課題だが、2年間の治療でグリメピリド群では平均体重が1.1kg増加したのに対し、リラグルチド1.8mgの1日1回投与による治療群では、平均体重が2.7kg減少したという。
詳細はプレスリリースへ
http://www.novonordisk.co.jp/documents/article_page/document/PR_09_16.asp
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