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プロトンポンプ阻害薬の3剤併用によるヘリコバクター・ピロリ除菌療法に係る追加適応を、製薬9社が共同申請

武田薬品工業、アストラゼネカ、田辺三菱製薬、エーザイの4社が、1日、各社が日本において製造・販売しているプロトンポンプ阻害薬(3成分・4ブランド)について、アモキシシリン水和物(一般名)、及びクラリスロマイシン(一般名)またはメトロニダゾール(一般名)を用いた3剤併用による胃MALTリンパ腫、早期胃がんに対する内視鏡的治療後胃、および特発性血小板減少性紫斑病におけるヘリコバクター・ピロリの除菌療法に係る効能・効果追加を、協和発酵キリン、アステラス製薬、大正製薬、アボット ジャパン、塩野義製薬を含む3剤併用療法に係る9社が共同で申請したことを発表した。

ネクサバールが、進行性乳がんににおいて化学療法との併用で無増悪生存期間を70%以上改善

独バイエル ヘルスケア社とオニキス・ファーマシューティカル社は、進行性乳癌に対するネクサバール(ソラフェニブトシル酸塩錠)と経口化学療法剤カペシタビンの併用療法に関する最初の医師主導の臨床試験グループによる無作為化二重盲験プラセボ比較第II相臨床試験において、無増悪生存期間が74%有意に延長されたことを発表した。バイエル薬品株式会社が30日に報告をまとめた。

ヒュミラ、国内においてクローン病に関する効能・効果を追加申請

アボット ジャパン株式会社とエーザイ株式会社は30日、国内で共同開発を進めてきたヒト型抗ヒトTNFモノクローナル抗体「ヒュミラ皮下注40mg シリンジ0.8mL」(一般名:アダリムマブ)について、クローン病に関する効能・効果の追加申請を行ったことを発表した。国内においては、関節リウマチ(2008年4月製造販売承認取得)、尋常性乾癬および関節症性乾癬(2007年9月申請)に続き3番目の効能・効果を追加する申請となる。

喘息の子どもを持つ母親の2人に1人が、子どもの服薬に困難を感じている

1~2歳の喘息の子どもをもつ母親の2人に1人は、少なくとも1週間に1回以上は「子どもに薬をのませるのが困難だ」と感じているという。これは、万有製薬株式会社が、喘息をもつ幼児の母親を対象に、小児喘息治療薬の服薬に関する意識と実態について行ったアンケート調査の結果から得られた回答である。結果は29日に発表された。

新型インフルエンザH1N1ワクチン「Pandemrix」にCHMPが肯定的見解 承認勧告も

英国グラクソ・スミスクラインplcは29日、2009年9月25日にGSKの新型インフルエンザ(H1N1)候補ワクチンであるアジュバント(免疫増強剤)添加ワクチン「Pandemrix」の認可に向けた肯定的見解と承認勧告を欧州医薬品委員会(CHMP)より受けたことを発表した。同ワクチンの適応症は2009年新型インフルエンザ(H1N1)の予防。

炎症マーカーCRP測定試薬「スポットケム i-Line CRP」発売

アークレイ株式会社は28日、診療所やクリニック向けに炎症マーカーCRPの測定試薬 スポットケム i-Line CRP(アイライン シーアールピー)を9月28日に発売した。これは、同社が2008年9月に発売した迅速検査装置スポットケム IL SL-4720の新しい専用試薬となり、従来のインフルエンザの簡易検査に加え、CRPを追加することで医療機関の感染症診断に対応できるという。

抗悪性腫瘍剤「エルプラット」が進行・再発結腸・直腸がんに対する用法・用量の追加に関する承認取得

株式会社ヤクルト本社は24日、白金錯体系抗悪性腫瘍剤オキサリプラチン(販売名:エルプラット注射用50mg、同100mg、エルプラット点滴静注液50mg、同100mg)が、2009年9月18日に厚生労働省より進行・再発結腸・直腸がんに対する用法・用量の追加に関する承認を取得したと発表した。

抗悪性腫瘍剤ゼローダ、アバスチンが追加承認を取得 結腸・直腸がんに対する効能・効果、用法・用量

中外製薬株式会社は24日、経口フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤カペシタビン(販売名:ゼローダ錠300)とオキサリプラチンとの併用療法について、2009年9月18日に厚生労働省より「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」に対する効能・効果および用法・用量の追加に関する承認を取得したこと発表した。また、抗VEGFヒト化モノクローナル抗体ベバシズマブ〔遺伝子組換え〕(販売名:アバスチン点滴静注用100mg/4mL、同400mg/16mL)についても、同日、同省より用法・用量の追加に関する承認を取得した。

GSKと化血研、国内細胞培養技術による新型インフルエンザワクチンの共同開発で契約締結

グラクソ・スミスクライン株式会社は18日、同社とグラクソ・スミスクライン・バイオロジカルズ(ベルギー)と財団法人化学及血清療法研究所が、8月31日付けで日本において新型インフルエンザワクチンを含む細胞培養技術によるインフルエンザワクチンを共同開発するための契約を締結したと発表した。