HR+/HER2-転移乳がんへのSG、Trop-2遺伝子発現別の効果とUGT1A1遺伝子多型での安全性(TROPiCS-02)/日本臨床腫瘍学会
複数の治療歴のあるHR+/HER2-転移乳がん患者を対象に、sacituzumab govitecan(SG)を医師選択治療(TPC)と比較した第III相TROPiCS-02試験において、探索的解析の最終解析(追跡期間12.8ヵ月)における無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)の結果がASCO2023で報告されている。今回、それに加えて、探索的解析のTrop-2遺伝子(TACSTD2)発現の有無別のPFSとOS、さらにUGT1A1遺伝子多型における安全性について、米国・UCSF Helen Diller Family Comprehensive Cancer CenterのHope S. Rugo氏が第21回日本臨床腫瘍学会学術集会(JSMO2024)で発表した。