第11シーズン下巻は「ショック編」。
ショック状態で患者が搬送!さあ、どう対応しますか?
ショックは原因によって対応や処置が異なってきます。そのためにはまずは素早い診断が必要です。そう!慌てずに「サルも聴診器」。ショックを診断するために本当に必要なことをDr.林の目利きでお教えします。役に立たないものは、バッサリ切り捨てていきましょう。
講師・研修医らが演じる爆笑症例ドラマもますますパワーアップ!笑って、泣いて、重要なポイントを身につけてください!
第1回 低循環性ショック!「大量吐血の47歳男性」
ショック編第1回は低循環性ショック!
SHOCK INDEX、血圧、ATLSのショッククラス分類、US・・・など。ショックを診断するには、本当に何が有用なのか?
役に立たないものに関しては、役に立たない!不要!と一刀両断!
ほんとうに必要なことをDr.林の目利きでお教えします。
第2回 閉塞性ショック!「数日前から呼吸苦・動悸の80歳男性」
ショック編第2回は閉塞性ショックです。閉塞性ショックは、心臓へ戻る血液の流れが止まることによって起こるショックのことで、疑ってかからないと原因疾患を見逃してしまいがちです。代表的な原因疾患としては、緊張性気胸、心タンポナーデ、肺塞栓などがあげられます。今回は、心タンポナーデを中心に、その診断と治療について、詳しく解説します。身体所見と検査をうまく組み合わせて原因を検索していきましょう。
(肺塞栓は、Season11心臓以外の胸痛編、緊張性気胸はSeason6(CareNeTVでは、Season1~6「第23回 気胸に絶叫!」)をご覧ください)
第3回 心原性ショック!「呼吸苦を訴える67歳女性」
急性心不全から起こる心原性ショックは、予後が悪いため、早めに原因を見つけ、その原因疾患の治療をできるだけ早期に開始することが重要です。
ショックで来た患者にまずすべきことは何か、そして、心原性ショックとわかった場合に対処方法はどう変えるのか。まずは初期対応を確認しましょう。
その上で、原因疾患の探索方法はと治療方法を見ていきます。エコーの「ABC」や 心不全悪化要因「FAILUTIRES」など、Dr.林ならでは。
来院から治療までの一連の流れをスッキリと整理し、バッチリわかりやすく解説します。
第4回 分配性ショック!「造影CT実施中に咳込みと意識低下の30歳女性」
分配性ショックは、血液が再分配されることによって起こるショックで、血管の過度な拡張により生じます。敗血症ショック、ション軽減性ショック、アナフィラキシーショックが該当します。
これらの分配性ショックは、ほかのショックと異なり、皮膚が温かいのが特徴です。