ショック患者が来たときにどう対応しますか?
採血、心電図、X線、CT・・・・。CT室に運んでいるときに患者の容態が悪化・・・そんな経験はありませんか。
ショックの原因をベッドサイドでルールイン、ルールアウトできるのがエコーです。
そんな救急エコーのプロトコルの中でも、最も早く、最も広範囲をカバーする「RUSH Exam.」。
わずか2分でショックの原因検索ができます。
このDVDで、RUSHをモノにして、ショックに立ち向かいましょう!
第1回 ショックの鑑別にはエコー!
ショックは原因によって対応や処置が異なり、とくに素早い診断が重要となります。そこで、エコー!
X線よりも、CTよりも早く、確実にショックを鑑別します。
今回は、ショックの原因検索にエコーがいかに有用かを解説します。
第2回 ダッシュで“RUSH”をモノにする
最速エコーテクニック「RUSH Exam.」の概要について解説します。
RUSHの基本は、PUMP、TANK、PIPESの3つのコンポーネントをそれぞれ、3ステップの計9ステップで見ていくことです。
まずは、ショック患者が来たとき、どのような手順で、何をどう見ていくのか確認しましょう。
第3回 PUMP
RUSH Exam.の3つのコンポーネントのうちの1つ「PUMP」を見ていきます。
PUMPで見るべきビューとそれぞれの施行ポイント、そしてその所見の取りかたをお教えします。
実際のエコー映像もたっぷり。
原因がわかったらすぐに処置・治療につなげられるのも、エコーならでは!
まずはPUMPをマスターしましょう!
第4回 TANK①
PUMPに続いて、TANKについてみていきます。
TANKのメインは、“FAST”。体腔内に液体貯留がないかどうかの検索を行います。
でも、もちろん、ただのFASTではなく、Step Beyond FAST!
TANKの見るべきビューとそれぞれの施行ポイント、そしてその所見の取りかたをしっかりとマスターしましょう!
第5回 TANK②
今回は前回のTANKの続きです。
最後のビューポイント前胸部についてみていきます。
前胸部では主に「気胸」を診断、あるいは否定をしていきます。
X線での気胸の感度は50%程度、それに対して、超音波では90%以上!それでも、X線を使いますか?
さあ、エコーを使いこなして、迅速な診断と治療につなげましょう!
第6回 PIPES
最後のコンポーネントPIPESです。
PIPESでは、腹部、胸部大動脈瘤、解離とDVT(肺塞栓)について診断、除外をおこないます。
見るべきビューは6つ。しっかりとマスターしましょう。
これで、RUSH Exam.すべてのコンポーネントが揃いました!
さあ、RUSHをモノにして、ショックに立ち向かいましょう!