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志水太郎の診断戦略エッセンス

思考プロセスを「見える化」 だから、診断の質が上がる!

診療科
内科  循環器内科/心臓血管外科  消化器科  呼吸器科  腎臓内科 
収録内容
第1回 なぜ今、診断戦略か?
第2回 2つの思考プロセス
第3回 診断力をどう鍛えるか?
第4回 診断の型のイノベーション
第5回 病歴の技法
第6回 注意すべきいくつかの戦術的要所
第7回 難症例に打ち勝つ戦術

講師
志水 太郎
収録時間
96分
価格
8,250円(税込)
発行日
2018-03-07
商品コード
CND0270

すべての医師が診断の力を伸ばすために、診断に至るまでの医師の思考プロセスを見える化できないか?
総合診療医 志水太郎氏は医師が無意識下で行っている診断の思考過程を言語化することで、それを「型」として、意識的に使えるもの、訓練できるものにしました。この番組では質の高い診断を効率的に行うためのアイデアや、診断エラーを減らす方策、病歴の技法、そして診断力を鍛えるための訓練方法を紹介します。
志水氏のこの診断学イノベーションに触れることで、明日からの診断の精度が確実に向上することをお約束します!

第1回 なぜ今、診断戦略か?


若手Dr.の支持を集める診断学の「ニューバイブル」を映像化!
「診断」というものを独自のアプローチで捉え直した書として注目された「診断戦略」(医学書院)。
医師が無意識的に行っていた診断に至るプロセスを言語化することで、意識的に、効率的にその精度を向上させることができる、まさに診断学イノベーション!
本番組では著者である志水太郎先生がその本質と、診断力をアップする具体的な方法について解説します!

第2回 2つの思考プロセス
診断戦略の世界へようこそ。
医師が操る直観的思考と分析的思考。この思考パターンの見える化こそが、診断の精度をアップするための第1歩。診断プロセスを意識することで、自身の診断能力を鍛えることができるんです。
今回は実際の症例のなかで、ひらめきである直観的思考と分析的思考による推論に挑戦。
診断戦略の凄みを体験してください!

第3回 診断力をどう鍛えるか?
診断力は、直観的思考の洗練に加え、活用できる分析的思考の種類がどれだけあるかがカギ。分析的思考のための具体的なツールであるアルゴリズム、ベイズの定理、スコアリングシステム、フレームワーク。このなかで自分なりの手堅い戦略の型を持っておくことが鑑別診断を進める際の高い機動力に繋がります。
番組内では志水先生が日常的に使うフレームワーク“MEDICINE”を紹介!

第4回 診断の型のイノベーション
知れば使いたくなる新しい診断戦略を伝授します。
鑑別診断という答えをどう追い詰めて明らかにするか。診断力をアップする鍵は、これまでとはまったく異なるアプローチかもしれません。今回は、直観と分析の合わせ技「Pivot&Cluster」や、疾患群の網を重ねていく「Mesh Layers」など、今日からの診断の質が変わる、具体的な方法をご紹介します!

第5回 病歴の技法
検査値、画像、身体所見―医師は様々な情報から診断を導き出す。その中でもとくに重要な意味を持つのは病歴聴取。
志水太郎先生が日々の問診で大切にしているのは”4つのC”と"BEOアプローチ”。診断戦略の前提となる質の高い病歴の技法を伝授します。

第6回 注意すべきいくつかの戦術的要所
日常臨床では診断のプロセスの原則では対応できない場面に出くわすことが多々あります。疾患が患者の別の病態の下に隠れている、薬剤など別の要因が本来のバイタルサインを見えにくくしてしまっているといった場合です。今回はそうした医師の診断を誤らせる“霧”や“オッカムヒッカムの破れ”について解説します。知ることで盾になり、使えれば武器になる!志水太郎の診断戦略をお見逃しなく!

第7回 難症例に打ち勝つ戦術
一筋縄ではいかない困難な症例には戦術が必須!
例えば、患者の痛がる箇所をあえて解剖学的構造の外側から考えるというのも、鑑別の幅を広げる戦術の1つ。また、突発性や反復性という発症様式から病態的カテゴリーを一気に絞りこむというのも、1つの戦術です。あらゆる方向からのアプローチ法を事前に用意しておくということが重要です。
すべての医療者へ届けたい志水先生のラストメッセージをお見逃しなく!

志水 太郎 ( しみず たろう )氏 獨協医科大学総合診療医学主任教授 総合診療科診療部長

2005年愛媛大学医学部卒業。江東病院、市立堺病院内科チーフレジデント修了。 数ヵ国での総合内科武者修行・教育活動ののち、2014年東京城東病院総合内科チーフを経て、2016年4月より獨協医科大学、18年4月より総合診療医学初代主任教授。著書『診断戦略』(医学書院)に代表される、診断思考大系の第一人者。 また『愛され指導医になろうぜ』(日本医事新報社)を出版するなど、国内外で多くの後進から慕われる。 公衆衛生学修士(米エモリー大学)、経営学修士(豪ボンド大学)、医学博士。