大人気の「Dr.増井の心電図ハンティング」の第2弾!
失神心電図は非循環器医にとって、ちょっと苦手な心電図。不整脈では見るべきところが多すぎて、確定診断が容易ではないからです。
でも、実際のところ、非循環器医が不整脈診断を網羅する必要はありません。マネジメントに必要な情報を読み取り、目の前の患者に対するアクションを決めることができればいいのです。そのためのルーチンワークや鉄則を基に、コツをしっかりとお教えします。
番組では12症例の心電図が出てきます。その心電図をあなたが手に取ったと思って、アクションを決めていきましょう。この番組を見た後には失神心電図に自信をもって対応ができるようになるはずです。
さあ、心電図ハンティングに出かけましょう!
このDVDは中外医学社「心電図ハンター 心電図×非循環器医 2失神・動悸/不整脈編」を映像化したものです。
ぜひ書籍を片手に当DVDをご覧ください。
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【心電図ハンター 心電図×非循環器医 2失神・動悸/不整脈編】
第1回 不整脈心電図のルーチンワーク
見るべきところが多すぎて、確定診断が容易ではない不整脈の心電図。苦手な人も多いのではないでしょうか。では、どのように見ていくのでしょうか。そうです。実は確定診断にこだわる必要はありません。マネジメントに必要な情報を読み取ればよいのです。そのために、まずは、不整脈心電図に出会ったときに行うべきルーチンワークを確認しましょう。実際の心電図を見ながら、確認していきますので、しっかりと頭に残るはずです。
第2回 P 波が繋がっているから大丈夫?
今回は、2つの心電図を見ながら解説します。1例目は失神を繰り返す90歳代女性、2例目は買い物中に突然失神した70歳女性の心電図です。 失神心電図では、まずは、増井の鉄則&ルーチンワークで確認していきましょう。 鉄則1はP波とQRSのつながりを評価すること。1例目を研修医は、P波とQRSがつながっていると判断し、洞性徐脈と判断しました。本当にその判断で大丈夫なのでしょうか。洞性徐脈と思ったら、確認すべきことがありますよ。
第3回 その心電図はレッドカード?
今回の症例は、84歳女性です。転倒し、大腿骨頸部骨折で手術となりました。研修医が、術前の心電図を確認し、洞性脈(右脚ブロック)と判断し、手術にゴーサインを出しました。ところが…。 今回は循環器医にコンサルトすべき術前心電図について解説します。症状があればコンサルトするのか(イエローカード)、なくてもコンサルトするのか(レッドカード)。しっかりと確認しましょう。
第4回 ルーチンワークの必要性
70歳男性 頭部外傷でCTは正常、受傷時の記憶がないということで、失神の可能性のある患者の心電図です。この心電図から読み取れたのは「洞不全症候群」。洞不全症候群であればペースメーカーの適応や治療は、症状のあるなしで判断しなければなりません。 この患者は失神があったのかないのか、受傷時の病歴がはっきりしません。こんなときどうすればいいのでしょうか! そう、困ったときこそ、ルーチンワークです!今回もルーチンワークを実施することで、診断を導き出すことができたのです。
第5回 右脳系心電図
今回のテーマは「右脳系」心電図。さて、右脳系って? 心原性失神の中には。パターン認識で診断するものがいくつかあります。これらのパターン認識心電図をハンティングするには、 心電図全体を見て、あるイメージ波形の存在にピンとくるかどうかが勝負なのです!そう、右脳(イメージ脳)をフル活用して診断します。その右脳系心電図は診断学のSystem1(直観的思考)とも言い換えることができます。 さて、その直感的な心電図にはどのようなものがあるのか、どこに気付けば直観的に判断できるのか?しっかりと確認してみましょう!
第6回 同じ心電図でも目的でアクションが変わる
今回のテーマは「J波症候群」。J波症候群は、早期再分極症候群とも呼ばれ、心臓突然死と関連性があるとされています。 さて、そのJ波症候群と早期再分極の違いはいったい何なのでしょうか。 まず1つは、微妙に違う波形。この波形パターンを覚えておきましょう。そして、もう1つは、主訴。何のためにその心電図を取ったかが判別をする決め手にもなります。
第7回 失神評価に心エコーは必要?
今回は、16歳女性の失神心電図です。そう、若い患者さんの失神といえば、家族歴を聞くことが重要です。皆さん、どのような聞いていますか?聞き方によっては重要な情報を引き出せないこともあるので、ポイントを整理してみましょう。
そして、失神で心エコーを実施するべきなのでしょうか?また、そのタイミングは?増井伸高先生が解説します。
第8回 自動測定を信じてもOK?
心電図の「自動解析」を使っていますか?実は虚血の判断に関しては、再現性が乏しかったり、正確でなかったりでオススメしません。
ですが、忙しい臨床の現場で役立つ「自動解析」の使い方があるんです!確認してみましょう。
そして、重要なのは、「自動解析」でスピーディーに判断した後のアクション。それが、あなたの臨床の質につながります。
第9回 wide QRSで非循環器医ができること
心電図を見てWide QRSとNarrow QRSの判断をし、そして、Wide QRSでは、すぐに循環器医をコールする。これは非循環器医にとって重要なことです。しかし、それだけではなく、非循環器医としてやるべきことがあります!しっかりと確認していきましょう。
第10回 所見のない失神心電図
Dr.増井の心電図ハンティング2 失神・不整脈編もいよいよ最終回!
今回はこのシリーズの第1回~第9回で学んだ心電図のいずれにも該当する所見がない心電図が登場。さあ、あなたならどう判断しますか?
初回心電図で心原性と診断できるのはわずか5%未満。心電図以外でも方法があるのか?しっかりと確認してください!