妊娠初期のうつ・不安へどう対処する うつ症状を有する妊娠中の女性について、妊娠初期に血清ビタミンD値が低いほどそのリスクが高い逆相関の関連性があることがエビデンスとして示された。また同関連は、身体活動度によって修正可能であることも示された。米国・ワシントン大学のJonathan Y. Huang氏らが報告した。Journal of Women's Health誌オンライン版2014年6月11日号の掲載報告。
ADHD女性に対する薬物治療、その課題は 英国・南エセックスパートナーシップ大学NHS財団トラストのFrank M C Besag氏は、出産可能年齢女性の注意欠如・多動症(ADHD)薬物治療に関する課題を提起した。ADHDに対する薬物治療が胎児や新生児に及ぼす影響に関する情報が少ないとしたうえで、治療継続あるいは治療中止が母子に及ぼす影響を慎重に考慮することの重要性を強調している。Drug Safety誌2014年6月号の掲載報告。
日本発! 大豆・イソフラボンの摂取は子宮内膜がん発症予防に関与するか 日本人女性の集団ベース前向きコホート研究では、大豆やイソフラボンの摂取が子宮内膜がんの発症リスクを防ぐ関連性は認められないことが、国立がん研究センター・がん予防・検診研究センターのSanjeev Budhathoki氏らの報告によって明らかとなった。BJOG誌オンライン版2014年6月18日号掲載の報告。
妊娠高血圧や妊娠糖尿病における睡眠の質とストレス 妊娠高血圧や妊娠糖尿病の患者のストレスや睡眠の質の影響を調べたところ、健康な妊婦と比べ、ストレス指標となるSIgAが高いことや妊娠後期に至るほど睡眠指標の悪化が認められることが明らかになった。
妊娠中のプロゲステロン低値 女児のアレルギー性気道疾患リスクを高める 妊娠中のプロゲステロンの値が低いと、生まれた女児のアレルギー性気道疾患のリスクが高くなる可能性があることが、ドイツのハンブルク大学エッペンドルフメディカルセンターのIsabel R.V.Hartwig氏により報告された。Journal of Molecular Medicine誌オンライン版2014年6月3日号の掲載報告。
高血圧患者の妊娠における周産期リスク解析から学ぶこと(コメンテーター:三浦 伸一郎 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(204)より- 高血圧患者が妊娠した場合(慢性高血圧の妊婦)の周産期リスクには、妊娠高血圧症候群ガイドライン2009にも掲載されているように加重型妊娠高血圧腎症、常位胎盤早期剥離、small for gestational age、周産期乳児死亡率・早産率の増加が挙げられている。
妊娠糖尿病のスクリーニングには75g OGTT が有用 妊娠糖尿病(GDM)のスクリーニングに用いる3つの診断法の診断能を比較したところ、75gのブドウ糖負荷試験(OGTT)が有用であることが明らかになった。
出生前後のプロバイオティクス投与がアトピーの一次予防の可能性 一般集団およびアレルギーリスクがある集団のいずれにおいても、生誕前後にプロバイオティクスを与えることが、アトピー性皮膚炎(AD)の発症予防に役立つ可能性が、ルーマニアのキャロル・デイビラ・ユニバーシティ・オブ・メディスン・アンド・ファーマシーのM. Panduru氏らにより報告された。
血栓症と妊娠、出産の複雑な関係(コメンテーター:後藤 信哉 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(200)より- 習慣流産を繰り返す不育症では、抗リン脂質抗体の陽性者が多い。抗リン脂質抗体陽性者には血栓イベントリスクが多い。抗リン脂質抗体を介在させると、血栓イベントと不育症には関連が想定される。