トシリズマブは巨細胞性動脈炎に有効である(解説:金子 開知 氏)-514

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2016/04/11

本記事のコメンテーター

金子 開知( かねこ かいち ) 氏

東邦大学医学部 内科学講座 膠原病学分野

J-CLEAR推薦コメンテーター

巨細胞性動脈炎は、大動脈とその分枝の中~大型動脈に起こる肉芽腫性血管炎である。多くは50歳以上の高齢者に起こる疾患であり、とくに浅側頭動脈が好発部位で、最も重要な障害は失明である。臨床症状としては発熱、頭痛、視力・視野異常、下顎跛行、側頭動脈の圧痛や拍動を認める。また、約30%にリウマチ性多発筋痛症を合併する。検査所見では、赤沈亢進、CRP上昇を認める。治療は、中等量あるいは高用量のステロイドが第1選択…

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