脳卒中治療の進歩により死亡率はどこまで減少したか?(解説:有馬 久富 氏)-1067 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2019/07/01 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 有馬 久富( ありま ひさとみ ) 氏 福岡大学医学部 衛生・公衆衛生学 教授 J-CLEAR会員 オリジナルのニュース 英国で脳卒中死亡率が半減、その要因は?/BMJ(2019/05/31掲載) イングランド全域における脳卒中による死亡率の推移がBMJに掲載された。その結果によると、2001~10年までの10年間に脳卒中による年齢調整死亡率は半減した。その多く(7割程度)は致死率の低下によりもたらされており、神経画像診断の進歩・脳梗塞に対する血栓溶解療法の適応拡大・血管内治療の出現など脳卒中治療の改善が大きく寄与したものと考えられる。一方、脳卒中発症率の推移をみると、10年間に約2割程度しか減少していな… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 参考文献・参考サイトはこちら 1)Seminog OO, et al. BMJ. 2019;365:l1778. 2)O’Donnell MJ, et al. Lancet. 2016;388:761-775. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 有馬 久富先生の他のコメント 地球温暖化により増加している死亡とは?(解説:有馬久富氏) (2021/09/08掲載) 心不全の2人に1人は予防できる!(解説:有馬久富氏)-1393 (2021/05/24掲載) 米国で血圧コントロールが悪化した理由:われわれは何を学ぶべきか?(解説:有馬久富氏)-1321 (2020/11/27掲載) 血圧高めの低リスク青壮年者に降圧治療が必要か?(解説:有馬久富氏)-1320 (2020/11/26掲載) 女性における脳心血管病対策は十分といえるのか?(解説:有馬久富氏)-1243 (2020/06/11掲載) 高血圧スクリーニングの脳心血管病予防効果から学ぶべきこと(解説:有馬久富氏)-1107 (2019/08/28掲載) 日本人の脳卒中生涯リスク:4人に1人が脳卒中になる(解説:有馬久富氏)-1000 (2019/01/25掲載) 日本と世界の平均寿命は2040年にどうなるか?(解説:有馬久富氏)-979 (2018/12/19掲載) 2017ACC/AHA高血圧GLの定義にすると、日本の高血圧者は何人増えるか?(解説:有馬久富氏)-902 (2018/08/16掲載) 減塩によるポピュレーション予防戦略の推進を!(解説:有馬久富氏)-840 (2018/04/17掲載) 完全禁煙のすすめ(解説:有馬 久富 氏)-812 (2018/02/16掲載) 中国における高血圧管理の現状から学ぶべきこと(解説:有馬久富氏)-771 (2017/11/28掲載) 日本人の健康寿命を延伸し健康格差を是正していくために期待されること(有馬久富氏)-714 (2017/08/21掲載) 高血圧家族歴を心血管病予防にどう生かすか?(解説:有馬 久富 氏)-695 (2017/07/05掲載) 世界および日本において喫煙対策は急務である(解説:有馬 久富 氏)-678 (2017/05/16掲載) ストレス対策は新たな循環器疾患の予防戦略となりうるか?(解説:有馬 久富 氏)-643 (2017/02/14掲載) INTERSTROKE研究:脳卒中はどこまで予防できるか?(解説:有馬 久富 氏)-583 (2016/08/25掲載) ATACH-2とINTERACT2:脳出血の急性期に血圧をどう管理すべきか?(解説:有馬 久富 氏)-563 (2016/07/11掲載) 世界における一過性脳虚血発作(TIA)の実態(解説:有馬 久富 氏)-558 (2016/07/04掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 敗血症疑い患者の抗菌薬の期間短縮、PCTガイド下vs.CRPガイド下/JAMA(2024/12/25) 閉経後HRT(ホルモン補充療法)のビッグデータを用いたtarget trial emulation(標的模倣試験)の結果(解説:名郷直樹氏)(2024/12/25) オンコタイプDX再発スコア≧31のHR+/HER2ー乳がん、アントラサイクリンによるベネフィット得られる可能性(TAILORx)/SABCS2024(2024/12/25) 日本におけるレカネマブ治療施設の現状〜北海道のいま(2024/12/25) 乾癬治療のデュークラバシチニブ、長期投与の有用性(2024/12/25) 鉄剤処方や検査・問診のポイント~「鉄欠乏性貧血の診療指針」発刊(2024/12/25) 患部への血流遮断で変形性膝関節症の痛みが軽減(2024/12/25) 再利用ペースメーカーは安全で再利用可能(2024/12/25) SGLT2iはDPP-4iより網膜症リスクを抑制する可能性―国内リアルワールド研究(2024/12/25) [ あわせて読みたい ] 第4回 特別編 覚えておきたい熱中症の基本事項【救急診療の基礎知識】(2018/07/25) 今さら聞けない薬の作用~系統別にコンパクト解説~(2016/05/11) スキンヘッド脳外科医 Dr. 中島の 新・徒然草(2016/01/14) 診療よろず相談TV シーズンII(2014/07/03) スキンヘッド脳外科医 Dr. 中島の 新・徒然草(2014/01/20)