ステントを捨てんといてな! 薬剤コーティングバルーンの好成績(解説:中川 義久 氏)-1074 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2019/07/10 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 中川 義久( なかがわ よしひさ ) 氏 滋賀医科大学 循環器内科 教授 J-CLEAR評議員 オリジナルのニュース 薬剤コーティングバルーンが高出血リスク患者へのPCIに有効/Lancet(2019/06/28掲載) 薬剤コーティングバルーンは、ステント再狭窄病変や小血管への治療において有効とされてきた。血管径が十分に維持されたde-Novo病変を、バルーン拡張のみで終了することは、急性冠閉塞の危険性も高く再狭窄の懸念もあることから、金属製ステントの適応とされてきた。とくに薬剤溶出性ステント(DES)の成績向上とともに、DESの使用は確立したものと考えられていた。その確信に風穴を開けるような報告がLancet誌オンライン版2019年… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 中川 義久先生の他のコメント 尽きることのない話題PCI vs.CABG、FAME 3試験をめぐって(解説:中川義久氏) (2022/01/13掲載) MASTER DAPT試験とその解釈、出血イベント定義の難しさ(解説:中川義久氏) (2021/10/21掲載) 永遠の命題PCI vs.CABG、SYNTAXスコアII 2020開発は、本当に進化か?(解説:中川義久氏)-1318 (2020/11/25掲載) 遺伝子型ガイドのP2Y12阻害薬選択は本当に無効なのか?(解説:中川義久氏)-1288 (2020/09/29掲載) NSTEMIは、高齢者だからこそ積極的に治療を!(解説:中川義久氏)-1287 (2020/09/28掲載) ISCHEMIA試験の解釈は難しい、試験への私見!(解説:中川義久氏)-1236 (2020/06/03掲載) 冠動脈ステントのポリマー論争に決着か?(解説:中川義久氏)-1196 (2020/03/03掲載) 令和の新時代にはベアメタルステント不要である(解説:中川義久氏)-1054 (2019/05/30掲載) どないしたらええの? 心原性ショック伴う多枝病変AMI患者へのランダマイズ試験(中川義久 氏)-938 (2018/10/25掲載) FAME2試験の5年追跡結果が発表、安定冠動脈疾患へのPCI施術の妥当性(中川義久 氏)-865 (2018/06/05掲載) 議論が続く多枝疾患患者への冠血行再建法、CABGかPCIか?(中川義久 氏)-829 (2018/03/21掲載) シェイクスピア答えてくれ!「IIb or not IIb, that is a question!」(中川義久 氏)-784 (2017/12/20掲載) 目がテン! 最新DESのストラットは髪より細い! 進化する金属製DESを科学する(中川義久 氏)-734 (2017/09/25掲載) 溶けて消えるステントを消しても良いのか?消さないためになすべきこと(中川義久 氏)-707 (2017/08/07掲載) 知ってますか?「derivation」と「validation」の意義と違い(解説:中川 義久 氏)-661 (2017/04/07掲載) NEJM誌は時に政策的、反トランプ的な米国エスタブリッシュメント層を代弁する立ち位置(解説:中川 義久 氏)-641 (2017/02/10掲載) 登録に手間取ったEXCEL試験からLMT病変の治療戦略を深読みする(解説:中川 義久 氏)-612 (2016/11/22掲載) NORSTENT試験:人は冠動脈のみにて生くるものにあらず(解説:中川 義久 氏)-594 (2016/09/21掲載) 試みない後悔よりも、試みる勇気を持て、高齢者へのPCI(解説:中川 義久 氏)-490 (2016/03/04掲載) 足場の足場固めをしたABSORB III試験(解説:中川 義久 氏)-443 (2015/11/03掲載) FFRの賞味期限と消費期限を知っていますか?(解説:中川 義久 氏)-420 (2015/09/30掲載) デブと呼んでごめんね! DEB改めDCB、君は立派だ(解説:中川 義久 氏)-419 (2015/09/30掲載) BEST試験、批判する資格は私にはありません!~言うは易く行うは難し~(解説:中川 義久 氏)-347 (2015/04/20掲載) CABGに内在する新規心筋梗塞発生抑制効果は疑いない(解説:中川 義久 氏)-348 (2015/04/20掲載) DAPT試験を再考、より長期間(30ヵ月)のDAPTは必要か?(解説:中川 義久 氏)-299 (2015/01/08掲載) BIOSCIENCE試験:成熟期に入った金属製薬物溶出性ステント、今後の注目点は超長期的な成績か(解説:中川 義久 氏)-275 (2014/11/11掲載) DES後のDAPT継続期間は短期間をベースに、高リスクの患者では症例ごとのオーダーメイド医療か(解説:中川 義久 氏)-241 (2014/09/18掲載) われわれはOPIMIZE試験の結果を日本の実臨床にオプティマイズできるか?(コメンテーター:中川 義久 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(161)より- (2013/12/12掲載) 「AMI急性期のPCIは責任病変だけにしろ!」と私は教えられました(コメンテーター:中川 義久 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(133)より- (2013/09/27掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(63)〕 SYNTAX試験の5年追跡結果、CABGのPCIに対する優位性が確認されるも、全死亡・脳卒中に有意差なし (2013/03/06掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(23)〕 STEMIにプライマリPCIが有効、秋の夜長に想うこと (2012/10/01掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(15)〕 軍配はあがった、DES対BMSの大一番、STEMIの土俵で! (2012/09/10掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら 関連記事 薬剤コーティングバルーンが高出血リスク患者へのPCIに有効/Lancet ジャーナル四天王(2019/06/28) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 複雑CAD併存の重症AS、FFRガイド下PCI+TAVI vs.SAVR+CABG/Lancet(2024/12/20) 慢性心血管系薬のアドヒアランス不良、リマインドメッセージでは改善せず/JAMA(2024/12/20) “Real-world”での高齢者に対するRSVワクチンの効果(解説:山口佳寿博氏/田中希宇人氏)(2024/12/20) 切除不能肝細胞がん、アテゾ+ベバがTACEの代替となる可能性/ESMO Asia2024(2024/12/20) EGFR陽性NSCLCの1次治療、オシメルチニブ+化学療法のアジア人データ(FLAURA2)/ESMO Asia2024(2024/12/20) 進行・再発子宮体がんの新たな治療選択肢/AZ(2024/12/20) 導入療法後に病勢進行のないHR+/HER2+転移乳がん1次治療、パルボシクリブ追加でPFS改善(PATINA)/SABCS2024(2024/12/20) 統合失調症発症後20年間における抗精神病薬使用の変化(2024/12/20) SGLT2阻害薬はがん発症を減らすか~日本の大規模疫学データ(2024/12/20) [ あわせて読みたい ] 心不全特集まとめインデックス(2020/10/01) 腎性貧血特集まとめインデックス(2020/09/30) 新型コロナ治療薬の有力候補、「siRNA」への期待(2020/03/26) Dr.林の笑劇的救急問答14<下巻>(2019/08/07) Dr.たけしの本当にスゴい高齢者身体診察(2019/05/15) Dr.林の笑劇的救急問答14<上巻>(2019/03/15)