「AMI急性期のPCIは責任病変だけにしろ!」と私は教えられました(コメンテーター:中川 義久 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(133)より- 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2013/09/27 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 中川 義久( なかがわ よしひさ ) 氏 滋賀医科大学 循環器内科 教授 J-CLEAR評議員 オリジナルのニュース 重度狭窄部への予防的PCIが予後改善/NEJM(2013/09/12掲載) 私が急性心筋梗塞(AMI)の治療について、これまで教えられ、自分自身も若手医師に教えていることは、「AMI急性期のPCIは責任病変だけにしろ!他の病変は落ちついてから日を改めて治療しろ!」でした。自分にとっては疑いもない正論と信じていた内容に疑問符を投げかける研究結果が発表されました。それが、PRAMI研究です。オランダのアムステルダムで開催されたESC 2013で発表され、同時にNEJM誌に掲載されました。 ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 中川 義久先生の他のコメント 尽きることのない話題PCI vs.CABG、FAME 3試験をめぐって(解説:中川義久氏) (2022/01/13掲載) MASTER DAPT試験とその解釈、出血イベント定義の難しさ(解説:中川義久氏) (2021/10/21掲載) 永遠の命題PCI vs.CABG、SYNTAXスコアII 2020開発は、本当に進化か?(解説:中川義久氏)-1318 (2020/11/25掲載) 遺伝子型ガイドのP2Y12阻害薬選択は本当に無効なのか?(解説:中川義久氏)-1288 (2020/09/29掲載) NSTEMIは、高齢者だからこそ積極的に治療を!(解説:中川義久氏)-1287 (2020/09/28掲載) ISCHEMIA試験の解釈は難しい、試験への私見!(解説:中川義久氏)-1236 (2020/06/03掲載) 冠動脈ステントのポリマー論争に決着か?(解説:中川義久氏)-1196 (2020/03/03掲載) ステントを捨てんといてな! 薬剤コーティングバルーンの好成績(解説:中川義久氏)-1074 (2019/07/10掲載) 令和の新時代にはベアメタルステント不要である(解説:中川義久氏)-1054 (2019/05/30掲載) どないしたらええの? 心原性ショック伴う多枝病変AMI患者へのランダマイズ試験(中川義久 氏)-938 (2018/10/25掲載) FAME2試験の5年追跡結果が発表、安定冠動脈疾患へのPCI施術の妥当性(中川義久 氏)-865 (2018/06/05掲載) 議論が続く多枝疾患患者への冠血行再建法、CABGかPCIか?(中川義久 氏)-829 (2018/03/21掲載) シェイクスピア答えてくれ!「IIb or not IIb, that is a question!」(中川義久 氏)-784 (2017/12/20掲載) 目がテン! 最新DESのストラットは髪より細い! 進化する金属製DESを科学する(中川義久 氏)-734 (2017/09/25掲載) 溶けて消えるステントを消しても良いのか?消さないためになすべきこと(中川義久 氏)-707 (2017/08/07掲載) 知ってますか?「derivation」と「validation」の意義と違い(解説:中川 義久 氏)-661 (2017/04/07掲載) NEJM誌は時に政策的、反トランプ的な米国エスタブリッシュメント層を代弁する立ち位置(解説:中川 義久 氏)-641 (2017/02/10掲載) 登録に手間取ったEXCEL試験からLMT病変の治療戦略を深読みする(解説:中川 義久 氏)-612 (2016/11/22掲載) NORSTENT試験:人は冠動脈のみにて生くるものにあらず(解説:中川 義久 氏)-594 (2016/09/21掲載) 試みない後悔よりも、試みる勇気を持て、高齢者へのPCI(解説:中川 義久 氏)-490 (2016/03/04掲載) 足場の足場固めをしたABSORB III試験(解説:中川 義久 氏)-443 (2015/11/03掲載) デブと呼んでごめんね! DEB改めDCB、君は立派だ(解説:中川 義久 氏)-419 (2015/09/30掲載) FFRの賞味期限と消費期限を知っていますか?(解説:中川 義久 氏)-420 (2015/09/30掲載) BEST試験、批判する資格は私にはありません!~言うは易く行うは難し~(解説:中川 義久 氏)-347 (2015/04/20掲載) CABGに内在する新規心筋梗塞発生抑制効果は疑いない(解説:中川 義久 氏)-348 (2015/04/20掲載) DAPT試験を再考、より長期間(30ヵ月)のDAPTは必要か?(解説:中川 義久 氏)-299 (2015/01/08掲載) BIOSCIENCE試験:成熟期に入った金属製薬物溶出性ステント、今後の注目点は超長期的な成績か(解説:中川 義久 氏)-275 (2014/11/11掲載) DES後のDAPT継続期間は短期間をベースに、高リスクの患者では症例ごとのオーダーメイド医療か(解説:中川 義久 氏)-241 (2014/09/18掲載) われわれはOPIMIZE試験の結果を日本の実臨床にオプティマイズできるか?(コメンテーター:中川 義久 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(161)より- (2013/12/12掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(63)〕 SYNTAX試験の5年追跡結果、CABGのPCIに対する優位性が確認されるも、全死亡・脳卒中に有意差なし (2013/03/06掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(23)〕 STEMIにプライマリPCIが有効、秋の夜長に想うこと (2012/10/01掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(15)〕 軍配はあがった、DES対BMSの大一番、STEMIの土俵で! (2012/09/10掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら 関連記事 責任病変のみのPCIで心原性ショックを伴うAMIの転帰は?/NEJM ジャーナル四天王(2018/09/21) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 重症βサラセミアへのbeti-cel、89%が輸血非依存性を達成/Lancet(2024/11/25) 手術目的の入院患者の有害事象、多くは予防可能/BMJ(2024/11/25) 境界性パーソナリティ障害に非定型抗精神病薬は有効なのか〜メタ解析(2024/11/25) 非肥満2型糖尿病患者の心血管障害へのSGLT2阻害薬の効果は/京大(2024/11/25) EGFR陽性NSCLC、CRT後のオシメルチニブは日本人でも良好(LAURA)/日本肺癌学会(2024/11/25) 1日わずか5分の身体活動の追加が血圧低下に効果的(2024/11/25) 便秘は心臓病のリスクを高める?(2024/11/25) [ あわせて読みたい ] 心不全特集まとめインデックス(2020/10/01) 腎性貧血特集まとめインデックス(2020/09/30) 新型コロナ治療薬の有力候補、「siRNA」への期待(2020/03/26) Dr.林の笑劇的救急問答14<下巻>(2019/08/07) Dr.たけしの本当にスゴい高齢者身体診察(2019/05/15) Dr.林の笑劇的救急問答14<上巻>(2019/03/15)