最新の薬剤情報追加の糖尿病治療ガイド2022-23/日本糖尿病学会

提供元:ケアネット

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公開日:2022/05/02

 

 日本糖尿病学会(理事長:植木 浩二郎)は、『糖尿病治療ガイド2022-2023』を発行した。本ガイドは、日本糖尿病学会が総力を挙げて編集・執筆したガイドブックで、コンパクトな1冊ながら、糖尿病診療の基本的な考え方から最新情報までがわかりやすくまとめれている。内科医はもとより、他の診療科の医師、コメディカルスタッフなどにも好評で、現在広く活用されている。

 今回の改訂では、イメグリミンや経口GLP-1受容体作動薬の追加など、2022年3月現在の最新の内容がアップデートされた。

 制作した「糖尿病治療ガイド」編集委員会は、「本ガイドが、日々進歩している糖尿病治療の理解に役立ち、毎日の診療に一層活用されることを願ってやまない」と期待を寄せている。

主な改訂点

・イメグリミンや経口GLP-1受容体作動薬の追加など、2022年3月現在の最新の薬剤情報にアップデート
・かかりつけ医から糖尿病や腎臓の専門医・専門医療機関への紹介基準を、図を用いて明確に解説
・上記だけでなく、低血糖時におけるグルカゴン点鼻粉末剤(バクスミー)の使用、糖尿病医療支援チーム(DiaMAT)設立の動きなど、内容全体をアップデート
・「2型糖尿病の血糖降下薬の特徴」など図のアップデート
・コラムなどを追加・改訂

主な目次

1.糖尿病:疾患の考え方
2.診断
3.治療
4.食事療法
5.運動療法
6.薬物療法
7.糖尿病合併症とその対策
8.低血糖およびシックデイ
9.ライフステージごとの糖尿病
10.専門医に依頼すべきポイント
11.病態やライフステージに基づいた治療の実例(31症例)
付録・索引

(ケアネット 稲川 進)

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