非弁膜症性心房細動(NVAF)患者に行われる経皮的左心耳閉鎖術(LAAC)に有効なデバイス「Amulet(アミュレット)左心耳閉鎖システム」が2025年3月11日にアボットジャパンより発売された。
本システムは独自の2層構造によって、さまざまな形状・サイズの左心耳に対応できる特徴を持っていることから、既存製品では閉塞が困難とされていた左心耳に対しても、閉塞術を行うことが可能となる。また、左心耳の入口部を密閉することで術後のリークを防ぐことも可能となる。 既存デバイス(WATCHMAN)を対象とした海外のAmulet IDE試験結果によると、有意に高い左心耳閉鎖率が示され1)、術後3年時の抗凝固薬中止率も96.2%と有意に高い傾向が示された2)。
なお、日本循環器学会は2024年10月17日に「Amulet左心耳閉鎖システム使用指針」を公開しており、使用する際の概要や患者除外基準、心腔内エコー(ICE)を使用したAmulet左心耳閉鎖システムの使用に関してなどが記載されている。
(ケアネット)