皮膚科の海外論文・最新ニュースアーカイブ|page:59

認知症発症リスクが高い酒さ高齢患者

 酒さは、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)や抗菌性ペプチド(AMPs)の発現上昇が観察される慢性炎症性皮膚疾患である。とくに、炎症、MMPs、AMPsは、アルツハイマー病(AD)などの認知症を含む神経変性疾患の病因とも関連している。いくつかの臨床観察に基づき、デンマーク・コペンハーゲン大学のAlexander Egeberg氏らは、ADを含むデンマークのレジスタより、酒さと認知症との関連を調査した。Annals of neurology誌2016年6月号の報告。

新生児期の皮膚バリア機能が食物アレルギー発症予測の指標に?

 食物アレルゲンへの経皮曝露が、食物感作/食物アレルギーを引き起こす可能性がある。アイルランド・コーク大学のMaeve M. Kelleher氏らは、経表皮水分蒸散量(TEWL)を指標とした皮膚バリア機能と食物アレルギーとの関連を調べる出生コホート研究を行い、新生児期の皮膚バリア機能障害が、アトピー性皮膚炎の有無にかかわらず2歳時の食物アレルギー発症を予測することを明らかにした。

アジア人のシミのレーザー治療、Qスイッチ vs.フラクショナル

 老人性色素斑(日光黒子)は、ほとんどが日光に曝された領域に生じる良性の色素沈着病変である。この病変を取り除くのにQスイッチレーザーが有効であるが、黒い肌タイプにおいては炎症後色素沈着の発生が高まることが懸念されている。タイ・マヒドン大学のVasanop Vachiramon氏らは、アジア人の日光黒子に対する有効性と炎症後色素沈着の程度をQスイッチ Nd:YAGレーザーとフラクショナルCO2レーザーとで比較する検討を行った。その結果、前者のほうが効果は優れているものの、治癒に時間を要し、痛みを伴うことを明らかにした。

pembrolizumab、進行性悪性黒色腫に有望/JAMA

 進行性悪性黒色腫の治療において、免疫チェックポイント阻害薬pembrolizumabは、高い有効性と良好な安全性を発揮することが、米国・カリフォルニア大学ロサンゼルス校のAntoni Ribas氏らが行ったKEYNOTE-001試験の長期データの解析で示された。研究の成果は、JAMA誌2016年4月19日号に掲載された。pembrolizumabは、プログラム細胞死1(PD-1)に対するヒト型モノクローナルIgG4-κ抗体であり、同試験の悪性黒色腫の拡大コホート奏効例のフォローアップ期間中央値11ヵ月時の解析では、投与スケジュールの違いやイピリムマブ投与歴の有無により25~52%の客観的奏効率が報告されている。

慢性特発性蕁麻疹へのオマリズマブ、最も有効な用法・用量は?

 慢性特発性蕁麻疹は、6週間以上持続するかゆみのある蕁麻疹、血管性浮腫、またはその両方と定義される。オマリズマブは、肥満細胞と好塩基球の機能に影響を及ぼす抗IgE抗体で、慢性特発性蕁麻疹の有望な新しい治療選択肢である。ドイツ・ベルリン大学附属シャリテ病院のZuo-Tao Zhao氏らは、慢性特発性蕁麻疹患者を対象にさまざまな用量で行われたオマリズマブの無作為化二重盲検プラセボ対照試験についてメタ解析を行い、オマリズマブの用法・用量は4週間に1回300mg投与が最も有効性が高く安全性も良好であることを示した。