重症乾癬患者は血圧コントロールに注意 高血圧患者において、乾癬罹患と血圧コントロールの不十分さは関連があり、その関連は乾癬の重症度が上がるほど増大することが、ペンシルベニア大学 医学大学院の竹下氏らにより報告された。
brodalumab、中等度~重度乾癬への長期効果確認 尋常性乾癬に対する、ヒト抗インターロイキン17受容体Aモノクローナル抗体brodalumabの、長期(120週)安全性と有効性の検討結果が報告された。中等度~重度の同患者に対し試験期間中、持続的な臨床効果と良好な安全性プロファイルが示されたという。
日本の農村部の下肢静脈瘤有病率は2割超 下肢静脈瘤は世界的にみられる疾病だが日本における有病率およびリスク因子は明らかになっていない。島根大学医学部皮膚科学教室の河野 邦江氏、同教授の森田 栄伸氏らは、島根県の農村部における静脈瘤患者の実態を調査した。
股部白癬、体部白癬の治療エビデンスは? オランダ・ライデン大学医療センターのE J van Zuuren氏らは、股部白癬と体部白癬の局所治療の有効性および安全性のエビデンスを評価するコクラン系統的レビューを行った。
肛門性器疣贅の治療、ワクチンvs. 従来療法 肛門性器疣贅(Anogenital Warts:AGW)の治療について、病巣内 Mycobacterium w (Mw)ワクチン接種と従来療法である5%イミキモドクリーム塗布を比較した無作為化試験の結果、HPV-6に対する有効性は同等であることなどが示された。
皮膚症状関連の死亡率 ―過去20年間のデータ比較 米国・ジョージタウン大学のLindsay N. Boyers氏らは、過去約20年間の発展途上国137ヵ国と先進国50ヵ国における皮膚症状に関連した死亡率を調べた。その結果、発展途上国と先進国では皮膚症状関連の死亡負荷が異なり、メラノーマ、はしか、梅毒の格差が最も大きいことが明らかにされた。
肝斑へのシステアミン・クリームの効果 肝斑治療において、システアミン・クリームが有意な有効性を示したことが判明した。イラン・テヘラン医科大学のSusan Farshi氏らが二重盲検無作為化プラセボ対照試験の結果、報告した。
UV曝露によるビタミンD値の高さ、季節差は? 地方で暮らす人はUV曝露を過度に受け、皮膚がんリスクを増大する可能性がある。デンマーク・ビスペビヤ病院のM. Bodeker氏らは前向きコホート試験にて、農家の家族について、UV曝露を測定し、ビタミンD値を夏の終わりと同年の冬に測定した。
航空機乗務員のメラノーマリスクは約2倍 パイロットや客室乗務員のメラノーマの発生率は、一般集団と比較して約2倍であることを、米国・カリフォルニア大学サンフランシスコ校のMartina Sanlorenzo氏らがメタ解析の結果、報告した。